2023年04月30日

ボンネット裏のスポンジ交換を代用品で

880コペンのボンネットの裏には謎のスポンジが貼ってあります。

普段気にしていないこのスポンジですが一見なんとも無さそうでも触ってみるとボロボロと崩れ去っていきます。

最終年式からもほぼ10年程度経過している880コペンなので無理もありませんが、今回はこのスポンジの交換を行っていきます。

勿論このブログのモットーである「節約」の観点から安価で身の回りにある使えそうな代用品を探していきます。







<純正日の部品名>
このスポンジの正式名称は「クーラーパッキンNo1」と言います。



クーラーパッキンという名前からしてクーラーの効きに関係しそうなこのパッキン。

理屈としてはエンジン内の熱がラジエター側に行くのを遮っているものと思いますので、特に停車時・低速時のクーラーの効きに影響しそうです。






<身の回りのもので代用?>
まずまっ先に浮かぶのが100均の「すき間テープ」でしょう。
材質は発砲ポリエチレンで耐熱温度は80℃程度と思いますので必要十分ではありますが、できればもう少し耐熱性が高いものが欲しいところです。

では他に何かないかと探したところこんなものがありました。
そう「自転車のタイヤチューブ(肉厚)」です。
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実はとある方からホームセンターでD型のクッションゴムを使っていると聞いており、そのイメージがあったので「もしかして使える?」と思っていました。

耐熱性もブチルゴムなので130〜150℃はあるはずです。

※我が家にあったのはパンクしにくい肉厚のチューブでしたが、通常のタイヤチューブを使う場合は二重にするとかチューブの中にスポンジを入れるとかの工夫が必要かも知れません。

<取り外しと加工>
まずボロボロになったパッキンの取り外しです。
触る先からどんどんボロボロと崩れていきますので、エンジンルームに落ちない様にレジャーシートなどで養生しておきます。
後はひたすら撤去と脱脂ですがシール剥がしは塗装面にあまりよろしくない為、ひたすらヘラや爪で剥がしていきます。
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<タイヤチューブの加工>
加工と言っても長さを合わせてカットし脱脂します。
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脱脂はパーツクリーナーより石鹸で洗うのがおススメです。
脱脂が終わったら両面テープで貼り付けて完了です。
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<効果は?>
季節的(今は4月末)にクーラーの効きが良くなったかどうかは不明ですが、ネットで見ると効果ありというものを見かけます。

予想外だったのはパッキンがしっかりしてボンネットの遊びが減ったのか、走行中に段差を越える時などの静音性が上がった気がします。

今回手持ちの素材で代用できたため掛かった費用は「ゼロです!(某ドラマ風)」






posted by コペやま at 17:58| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月26日

メリットだらけ!5分で出来る880コペンの燃費アップ&出だしが軽〜くなるワザ!

880コペンは4気筒の為かトルクの立ち上がりが苦しく出だしが重たいです。

特にAT車はトルクの伝達にどうしてもロスが生じてしまうのでMT車よりさらに顕著です。

コペンのチューニングはこの低速トルクの細さを如何にアップさせるかとの戦いの様なところがあるのですが、代表的な対策は吸入効率の改善(社外エアクリ、純正エアクリボックス加工)やアーシング。

更にはECU交換(Dスポ製や純正ECUのROM書換え)という手段を取られる方も多数います。

そんな中、今回ご紹介するのは非常に簡単で誰でもすぐに出来る対策です。

そして勿論、お金を掛けずにできるものになります。








〈何をするの?〉
の方法とは「インテークマニホールド(インマニ)の配管ホースの入れ替え」です。

理屈としては、純正の配管だと燃圧レギュレーターに正圧・負圧の両方が入って行きますが、それを正圧のみにして、ゼロスタート時の燃圧の立ち上がりを早くしようという魂胆です。

ターボラグのあるターボチャージャーに対して、ラグの無いスーパーチャージャーみたいなイメージと思って戴ければ。

原理を説明しても「なんのこっちゃ?」となるといけませんので、早速作業を写真で説明していきます。







作業は写真のインマニにつながっている赤色と黄色部分の2本のホースを入れ替えるのみです。

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赤色と黄色のホースを↑の状態から↓の様にします。

黄色のホースは抜いた後、赤色部のホースとして使います。
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赤色のホースは短いため、入れ替えの際は専用のホースを用意するかホームセンターでシリコンホースなどを購入してきましょう。
200円/mくらいで購入可能です。
耐熱も〜200℃と問題無しです。
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私は3×5mmの物を購入してきましたが、内径は良いですが外径が細いためホースバンドがゆるゆるでした。
抜け止め対策として、インマニ側の接続口をしっかり脱脂し、みっとも無いですがホースにはビニールテープを巻いて太くし、バンドが掛かるようにしました。

これだけ太さが違いました。
機能的には問題ないですが何とかしたいところですね。
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黄色のホースの接続先が写真では隠れてしまっていますが、下記の図の「インテークマニホールドへ」と書いてあるホースです。
このホースには熱の保護のためか、ホースの上から一回り太いホースが通してありますので、この太いホースは移植して再使用します。
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コレがホース入れ替え後
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<インプレ!>
ほんと簡単な作業なんですが、効果はしっかり体感できます!
私のコペンは純正エアクリボックスを穴あけ加工していますが、今回の施工でさらに出だしが軽くなりました。


また理論上アイドリングからアクセルを踏んだときのレスポンスがアップします。

反対にエンジンブレーキの効きは少し落ちるかも知れません。
(自分はATなのでほぼ体感は無いですが)

あと1速→2速の変速の繋がりがスムーズになった気がします。

そして想定外の事象としてアイドリングがすごく静かになりました。

「出だしが軽くなった」という感覚が非常に気持ちよく体感できますし、心配ならすぐに元に戻せます(←これ大事)のでおススメです(^^♪

※追記
施工後1000km程度走りましたが、2000〜4000回転辺りのトルクの盛り上がりが実感できて運転していて楽しいです。

燃費にも好影響が出ており14km/l台が常だったのが先日同条件下で16km/lを超えてきました\(^o^)/







posted by コペやま at 17:22| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月18日

スプリングシートの交換で車高を微調整

手軽に車高を下げるのにダウンサスを入れている方も多いと思います。

自分も前後にエスペリアのダウンサスを入れていますが、車体のねじれなのか運転席側のリアのみ車高が他の3輪より上がって見えます。

実際にリア左右の車高を測ってみた所、ホイールセンターからフェンダーアーチの距離で約5o、右の方が車高が高かったです。

こんな時、車高調を入れていればこんな悩みは無いのですが、、、

何か手は無いかと考えた所「5o程度ならスプリングシートの厚みを薄くすれば何とかなるのでは?」と思いつき、早速部品を手配して試してみることにしました。







<スプリングシート>
実際に見てみたところ、スプリングアッパー(上)とロア(下)で厚みは確かにロアの方が薄いです。
という訳でアッパーシートをロアシートと同じ物に交換してみます。

購入したのはこちら。
純正品番:48482-97201
品名:SEAT RR SPRING
ミラなどと共通部品のようです。




上側のシートは経年でボロボロ(スプリングも...)。
下も同様ですが、今回は上のみ交換してみます。
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届いたシートをスプリングのアッパー側に嵌めてみるとこんな感じで特に違和感はありません。
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スプリングを元に戻し、最後に1G締めして作業は完了です。
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<車高の変化量、乗り味は?>
交換した結果としては狙いよりは少ないですが車高は約3o下がりましたので車高を揃えたいという目的は達成できました。

走らせた感じも特に違和感無く、知らない内に交換されていたら全く気付かないというレベルです。

左右の上下シートすべてを交換したら乗り心地も良くなるかも知れませんね。

見た目としても3oの変化量なのでフェンダー隙間に指を入れてみて「少しキツくなったかな」程度で完全に自己満足ですが、心のモヤモヤが無くなりスッキリしました。

皆さんのご参考になれば幸いです。






posted by コペやま at 18:04| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月05日

スマートシャインヘッドライトコートNEOってどう?

ヘッドライトの黄ばみ、白化に悩まされている方はかなり多いのではないでしょうか?

我がコペンのヘッドライトもクリアコートはとっくに剥がれ、数か月ごとにピカールで磨いている状況です。
しかし、そのクリアな状態も2週間もすれば、徐々に黄ばみが出てきてしまいます。

そこで今回は、私が黄ばみ防止に使用した、安価ながらネットの評価の高い
「スマートシャイン ヘッドライトコート」
について、施工から仕上がりまでご報告したいと思います。

※施工後3年半後にスマートシャインヘッドライトコートNEOで再施工しましたので、それも踏まえて書いていきます。
出てくる画像は2019年当時のものです。


※※
大事なことなので最初に書きますが、施工はできれば気温が5〜10℃の乾燥した季節に行うことをおススメします。

暖かい季節〜暑い季節で湿度が高いと、コーティング液を塗ってすぐ(30秒以内くらい)に固まり始めてしまい、気になる部分を修正しようとしたときにどんどんムラムラになり状態が悪くなっていきます。

寒く湿度が低い場合には、コーティング液が中々固まらない為、細かい修正がやり易いです。
※※








<↓今回使用した商品はこちら↓>


<いざ施工!>
まずは付属のマスキングテープでヘッドライト周りのマスキングです。
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そして付属の耐水ペーパー(#2000)で黄ばみを研いでいきます。
#1000番台を別で用意しても良いですが、あまり深い磨き傷が残ると結局仕上がりで納得できない結果になりがちです。

黄色い研ぎ汁が出なくなるまでしっかり研ぎます。
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研ぐと表面が白っぽくなりますが、これでokです。
耐水ペーパーで磨いた後に、付属のコンパウンドでできるだけ透明にしたらコーティング作業へ移ります。

私はさらにピカールで磨いてます。
20190323_171203.jpg







<コーティング剤を塗布>
この商品は2液タイプなのですが、注射器先端に入った液を小瓶に移し混ぜた後、注射器で適量吸い取り、付属の塗布具に浸み込ませてライトへ塗ります。

こんな感じで入っています。この小瓶と注射器を使って2液を混合させるというのが、本格的で長持ちしてくれそうという期待感を感じさせてくれます。
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2液を混ぜて小瓶を振ってよく混ぜたあとに吸い取ります。
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吸い取った液を塗布具に浸み込ませます。
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<塗布量はどれくらい?>
説明書の2mlでは多すぎと感じますので、1mlから始めてください。
特に2度塗り目の際には1回目の液で湿った状態の塗布具に浸み込ませるので、2mlでは濡れ過ぎになります。

実際に我がコペンの割と大き目なヘッドライトでも片側1mlで足りる量でした。

ちなみに余ったコーティング液ですが、しっかり蓋をして冷暗所に保管しておけば1年半後でも使えました。

<塗り方のコツ>
最初に塗布具の広い面で全体に塗った後、塗布具の角部を使って伸ばすと良い感じに仕上がりました。
1度塗って10分程度待ち、2度目を重ね塗りして30分待てば完成です。







<完成!>
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元々ピカールで磨いて2週間程度しか
経っていないので、黄ばみが少なかったですが、本製品施工後はクリアさが一段と増しています。

目指すは全く黄ばんでいないこのテールライトのようなクリアさですが、さすがにここまでは難しいようです。
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<施工してみての感想>
・1000円程度で市販されている中では
 施工性、仕上がり共に良好です。

・多少、塗りスジが残る感じもしますが、人間2~3日もすれば気にならない様になると思いますので、過度に気にしないのが一番です^_^

・仕上がりとしては、ピカールで磨きまくった状態とほぼ同じくらいですが、その状態が2〜3年程度はもつならば効果としては非常にありがたいですね。

<施工後のケア>
できるだけ日陰を選んで駐車するとか、太陽の向きを考えるとかありますが、
洗車の際に兎に角レンズ面に直接触らないという事に気を付けてください。
極論を言うと、洗車のスポンジでも触らず、泡だけをレンズに垂らして、その泡を手の平に付けて撫で洗いし、水で洗い流す程度にしましょう。

メガネのレンズを息で「ハ〜」っとして、ティッシュで拭き取ってると、コートが剥がれて傷だらけになっちゃうのと一緒です。

※2020年2月追記
 約1年ほど経ちましたが、ほとんど黄ばみは見られません。

IMG_20200208_140622.jpg
※2020年11月追記
 約1年半前の残りを見てみるとまだ全然使える状態でしたので、それを使って今度は家車のフリードに施工しました。
ちなみにフリードは黄ばみは無く、コーティングが劣化した状態でしたので、ヤスリ掛けまではせず、ピカールで磨いた状態にコーティング剤を塗布しました。

コスパ最高です!!
coat.jpglight.jpg
※2023年2月5日追記
 コペンへの施工から3年半経ち、スマートシャインヘッドライトコートNEOで再施工しました。
 使い勝手は従来商品と全く変わりませんでした。







posted by コペやま at 00:00| 自動車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月04日

コペンのオルタ&エアコンベルト張り調整(治具も作る)

コペンのエンジンルームから「キュルキュル」と音がし始めると冬を感じる...
そんな愛らしいコペンではありますが、エンジンが暖かく(熱く)なるまで中々消えてくれないこの音を何とかしたいと思い、今回はベルトの張り調整を行います。







<オルタネータ側>
まずはオルタネータとウォーターポンプを担うベルトの張り調整から。

まずこのベルトの張り調整と言えば専用工具が必要となりますが、そこは先人たちの知恵をお借りし治具を自作します。

用意したのは「丸カンボルト(税込み99円)」と呼ばれるこのボルトとワッシャを使って自作します。
長さが70しかなかったのでこれを購入しましたがちょっと長すぎました。
まるかん.jpg
よって金ノコを使って短くします。
オルタのスペースに入れようと思うと、全長を約85o以内にすることが必要でした。
金ノコ.jpg切断.jpg長さ.jpg







オルタネータを固定しているボルトを緩め、先ほど作った治具をオルタネータのベルト張り用の凹みにひっかけ締めこんでいけばベルトを張ることができます。
二柱リフトでもない限り、狭い車の下に潜っての両手作業になるので中々疲れる作業です。
オルタ.jpgオルタ (2).jpg

★ベルトたわみ量基準値
 新品時 3.8〜4.7mm
 再使用時 4.9〜5.4mm








<エアコン側>
エアコンプレッサーのボルトにアクセスするには、以下の2つを外す必要があります。
・フロントグリル
・エアクリーナボックス(象の鼻折り済みならラク)

※バンパーは外す必要ありません。

工具としては10oと12oコンビネーションレンチ、12oのメガネがあると良いです。

コンプレッサーの下側向かって右のボルトはバンパーの下から手を伸ばせばアクセス可能です。
バンパー下から.jpg
位置調整用の上2本の内、奥の10oボルトは問題ないのですが、手前側の12oボルトは配管が邪魔してメガネが入りません。
仕方なくここで12oのレンチを使用します。

全てが緩んだら、コンプレッサー本体を押すなり引っ張るなりして丁度良い張りのところで上側のボルトを締めこみます。
(私は奥の10oを締めて位置決めをしました)

★ベルトのたわみ量基準値
 新品時8〜11mm
 再使用時11〜14mm


以上で完了です。

今回「キュルキュル」音の発生源はエアコンのVベルトからでしたが、意外にもベルトの張り過ぎが原因でした。
たわみ量が約5mm程度しかなく、適正なたわみに緩めたら音が消えました。









posted by コペやま at 16:53| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月29日

コペンにスズキ純正キャンバーボルト流用で微ネガキャンに

前々からちょっとだけネガキャンにしたいと思っていましたが、ご存じのようにコペンはトー調整のみでキャンバー調整ができません。

それでも若干のストラット固定ボルトのガタ(と言ってもほぼゼロ)を利用して0.2〜0.3°という見た目ではほぼわからない程度のキャンバー調整は施していました。
その時の記事はこちら

しかし見た目でわかるくらいのネガキャンを付けたい!という欲求に駆られ、今回コペン定番のスズキ純正キャンバーボルトを使ったさりげないネガキャン仕様にチャレンジしました。







<使用したボルト>
今回使用したボルトはスズキ純正エブリィのキャンバーボルト(品番:49791-65H01)となります。
数年前調べたときは2本で1000円くらいでしたが、値上がりしていますね。
品番も以前は末尾が「00」しか出てきませんでしたが、今は「01」になっています。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

SUZUKI スズキ純正 49791-65H01 キャンバーボルト
価格:1056円(税込、送料別) (2023/1/29時点)



手順としては、
@ボルト入れ替え
Aトー調整
Bハンドルセンター調整(狂っていれば)

となります。







@ボルト交換
まずストラットの2本あるボルトの上側のボルトを抜き取り、下側は緩めます。
工具の入る邪魔になるのでABSのセンサーも外しておきます。
上ボルト抜き.jpg
交換するキャンバーボルトは若干短いですが、ネジ山も突き出しており問題無く使用できそうです。
ボルト飛び出し (2).jpg
キャンバーボルトを指の力のみで仮締めしてみた所の動画ですが、これだけのガタがあります。
このガタのおかげでネガティブ方向へキャンバーを付けることができます。
※注)音楽流れます

まず交換したボルトを本締めしますが、ネガ方向にストラットを押した状態で締めこみます。
次に下のボルトを締めこみます。

ちなみにここで次のトー調整のために、タイロッドのロックナットを緩めておきましょう。
※トー調整とロックナットを締めるのはジャッキアップしなくても可能ですので、ジャッキダウンしてホイールナットもここで本締めしてしまって構いません。







Aトー調整
トー調整はググっていただければ色んなやり方が出てきますので、皆さんの手持ちの材料に合わせて行ってください。
DINレールやアルミバーなどとブロック、釣り糸などを使って行うのが定番でしょうか。
超簡易的にやるなら左右タイヤの溝を目安に測る人もいるようです。
使う工具はタイロッドの調整には12mmのスパナです。

うちのコペンの場合は、ボルト交換前のトーは狂いなくプラスマイナス0oでした。
しかしボルト交換後に計測すると、タイヤ前方と後方で約10oの差(トーイン)ができていました。

その差を修正すべくトー調整を行っていくわけですが、作業時の注意点というか感覚的な話をすると、
タイロッドを回転させて動いた量以上にトー角は変化すると感じますので、いきなり1回転、2回転させるのではなく、1/3回転、1/2回転くらいで様子を見ながら行った方が良いです。








Bハンドルセンター調整
トー調整が終わってやれやれと思って走らせると、大抵の場合はハンドルセンターが狂っています。
私の場合は直進時、ハンドルが左に少し切れた状態になってしまいました。
つまりトー調整ができた状態(左右のタイヤが完全に平行な状態)でハンドルセンターだけがズレている状況です。

このまま走行してハンドルをセンターに戻した場合、タイヤは右に向き、車は右に流れていきますので、
・右のタイヤをトーインに
・左のタイヤをトーアウトに

同じ量だけ調整していきます。

ここでの調整はタイロッドを12mmのスパナを使って調整しますが、トーを細かく計測するのではなく、左右同じだけのタイロッドの回転角で合わせていきます。
例えば右のタイロッドをトーイン側へ1/2回転調整したら、左は1/2回転トーアウトに調整して、トーの平行を崩さない様にします。
トー調整のところでも書きましたが、タイロッドを少し回転させるだけでトーは思った以上に変わるので、少し回しては試走を繰り返してみてください。







<完成!>
そしてすべての作業を終えた結果の画像がこちらです。
交換前
調整前.jpg

交換後
調整後.jpg
写真ではわかりにくいかも知れませんが、肉眼で見るとはっきりわかるくらいにネガキャンになっています。
と言っても1°程度と思います。
※タイヤは純正BBS 165-50/R15のノーマルサイズです。

走ってみても、コーナーでの粘りが出て曲がりやすくなりました。

そして直進安定性が増し、乗り心地も良くなりましたが、反面ハンドリングは曲がり始めの応答性がダルな方向になりました。

これはトーゼロに調整したものの、キャンバーのせいで走行抵抗の影響で若干トーイン側にタイヤが押される為と思います。

じゃあハンドリングを軽くするために少しトーアウトに調整すれば良いかというと、そうすると今度はタイヤが内減りするようになると思われるので、兼ね合いを取るとこれ以上はイジらない方が無難と思いました。

※一週間後に再計測したらトータルトーで2mmトーインでしたのでトーゼロに再調整しました。
直進性も損なわれないままハンドルが軽くなりました。

対費用効果も満足感も高いので興味のある方は是非チャレンジしてみては。











posted by コペやま at 14:43| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月12日

880コペンのアクセルワイヤー交換

先日、走行中にアクセルペダルが踏み込めなくなり、時速20q以上出せないような状況になってしまいました。

緊急停止してボンネットの中を確認するとアクセルワイヤーがこんな状況に( ゚Д゚)
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いつアクセルワイヤーが切れてもおかしくない状況のため、早速部品を手配して交換作業を行う事にしました。
※ちなみに車齢17年目 走行距離21万キロ弱です。
 年に一回程度、ワイヤーの張り調整・注油はしていました。







<注文したのはこの部品>
品番:78180-7218
品名:ケーブルアクセラレーター
価格:2,208円(税込み、送料別途)
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<ダメになったワイヤを取り外し>
まずはエンジンルーム内のスロットルボディーからワイヤーを取り外します。
エンジンは停止の状態で、手でスロットル部分をアクセル全開の所まで回すとワイヤーがフリーになり、取り外せます。
IMG20230112205751.jpg







次に、エンジンルームの隔壁部にある黒い樹脂ストッパーを運転席内の足元からツメを押して外します。
このツメが結構固いので、ラジオペンチなどでツメを破壊する勢いで外してしまいましょう。
同じく運転席内足元のアクセルペダルに白い樹脂ストッパーが付いていますので、そちらもツメをつまんですぼめるようにして外します。
(エンジンルーム側からの画像)
IMG20230112210842.jpg
(運転席足元奥の画像)
IMG_20230112_230658.jpg

これでアクセルワイヤーが外れますので、あとは取り外しの逆の手順で組み付けるだけです。

新しいワイヤーを取り付ける前に、あらかじめ注油しておきました。
IMG20230112211346.jpg








アクセルワイヤーの張り調整としては、整備書にはアクセルペダルの遊びで1〜5mmと記載されています。
実際の調整はスロットルボディー側で行いますので、ワイヤーにテンションが掛かりっ放しにならない程度の遊びがあるように調整しておきました。
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その他の取り付けのコツとしては、黒い樹脂部分のツメを隔壁の穴へ押し付けてもパチンと嵌らない時は、あらかじめ爪部分を少し内側に折り曲げておきましょう。

<取り外したワイヤーの状態>
見えるところのほつれも酷かったですが、スリーブ内かスリーブとの境目あたりからほつれが始まっていたようで、あと少しで完全にワイヤーが切れて走行不能になるところでした(;^ω^)
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高い部品でもなく、作業難易度も比較的簡単な部類なので、10年10万キロを超えるような方は「転ばぬ先の杖」で予防交換してみては?






posted by コペやま at 23:49| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月03日

880コペンにフットランプ設置(ルームランプ連動)

いきなりですが880コペンの室内は暗いです。
その為、ルームランプをLED化したり、クリアレンズに付け替えたりするカスタムは定番化しています。

それでも、夜に足元に何か落としてしまった際は、ルームランプだけでそれを探すのは中々骨が折れます。

今回、ルームランプ用に購入して余っていたLED基板をフットランプとして使えるようにしました。







<用意したもの>
・LED基板(ネットで安価に手に入ります)
・平行コード(2.5mあれば安心)
・ハンダ小手
・ルーフキャッチを外すためのトルクス(T30)

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<作業内容>
まずは
@助手席のルーフキャッチ
A助手席バイザー
Bルームランプ
各々のネジを外します。
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次に配線を通すために助手席Aピラーとバイザー部分の内張りを引っ張ってめくり、配線を通します。
内張りは完全に外さなくてもOKです。
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内装を戻したときに配線を挟み込まない様に通しますが、ルーフキャッチの部分はマイクロスイッチ横の溝部分に線を通すと良いです。
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配線が通せたらまずルームランプ側の配線をハンダ付けします。
ルームランプ側のハンダ付け作業はかなりやり難いですが、濡れ雑巾などでシフト部分辺りを広めに養生して、ハンダが落ちた際に内装を傷めないように気を付けましょう。

配線の接続先は画像を参照ください。
20221205173545043.jpg







次に足元側のLEDの配線とハンダ付けします。
ハンダ前に極性確認で手で接触させて点灯させてみましょう。
※ハンダ付けや極性確認の際は、他の金属部分に触れてショートさせない様に注意してください。

また、ルームランプを取り付けている左のネジがボディアースを兼ねているので、点灯確認の前に再取り付けしておきましょう(ネジを取り付けてないとスイッチを「ON」や「DOOR」の位置にしていても点灯しません)。







設置場所としては運転席・助手席を均等に且つ出来るだけ広範囲に照らす事を目標に試行錯誤して、写真の場所に両面テープで設置しました。
足元の暖房風の影響も受けにくい場所です。

そして反射で光を拡散させるために対面にアルミテープを貼っています。(脱脂を忘れずに)。
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これでドア連動でON/OFFし、消灯の際はルームランプ同様にフワッと消灯してくれます。


夜はこんな感じ。
20221205185226509.jpg
助手席側も。
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特に難しい作業無く、フットランプの設置完了です!






posted by コペやま at 15:59| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月19日

コペン ブレーキローター交換 DIXCEL KD type

以前、ブレーキディスクからギシギシと異音がし始め、ローター研磨(動画参照)でしばらく過ごしていましたが、またギシギシと音が出始めました。


次回車検までまだ1年半はある為、一念発起して自分で交換することにしました。
※いつもの如く、くれぐれも自己責任でお願いします。







<交換用のローター>
今回はお財布にも優しい純正相当のこちらをチョイス。


早速到着。まるでピザのようですがずっしり重いです。
20221119_131443.jpg







<ローターの重量>
もしかして軽くなってないかと思い、新旧ローターの重量を測定しましたが、0.1sの軽量化...というか誤差範囲。
2022-11-19-17-13-42-026.jpg

<早速交換>
ローター自体の交換は何も難しい作業はありませんが、キャリパーサポートの写真矢印の17mmのボルトが固いことと、ローター自体がハブに固着していることが多いのでM8ボルトを用意しておくと良いです。
(キャリパーのボルトを使わないように!)

私のコペンの場合は、研磨時にその両方を一度外しているので難なく取り外しができました。
20221119_133134~2.jpg

<取り外したローター>
すっかりレコード盤状になっています。
ブレーキパッドの研磨もしておいた方がよさそうですね。
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新旧比較
20221119_140950~2.jpg







新しいローターの取り付け前にパーツクリーナーでの脱脂。
脱脂しておかないと、ローター表面に付いた防錆の油分がパッドに染み込んで、パッドがダメになってしまいます。
そしてワイヤーブラシでハブ部分のサビ落とし。

このサビ落としは実はかなり重要で、このサビ落としが甘いとディスクローターの振れが発生し、異音やブレーキタッチの違和感につながります。
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そして取り付け作業はすんなり完了
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<インプレ>
さすが純正相当だけあって、何の違和感もありません。
よく「アタリ」が付くまで効きが悪く、数百km〜1000kmくらい慣らしが必要という話を聞きますが、走り出しからまったく問題ありませんでした。


これでまた不安なくコペンライフを楽しめそうです(^^♪






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2022年11月13日

880コペン エスペリア ダウンサスGT 実際のダウン量、インプレは?

880コペンと言えば純正車高の場合、ケツ上がりが気になるのが標準装備でうちのコペンもご多分に洩れず、運転席側が特にケツ上がりの状態でした。
こんな状態...
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それが気になってリアのみ早々にエスペリアのダウンサスGTを入れて車高を整えていたのですが、今年に入ってアッパーマウント交換を行ったところ、フロントの車高が5o程度上がったため、今度はケツ下がりとなってしまいました(;^ω^)







という訳で今回はフロントにもエスペリアダウンサスGTを装着することにしました。



<我がコペンの状態>
参考までにまずは現状を紹介。
・走行距離は20万キロ
・足回りの交換歴無しで純正ビルシュタイン
・約9か月前にフロントのアッパーマウントを新品に交換
・約6か月前にタイヤを新品に交換(4輪共)
・リアは6年ほど前にエスペリアダウンサスGTに交換
・タイヤサイズはノーマルの165/50R15


<サス交換>
交換に関してはアッパーマウントを交換した際の記事を参照ください。
その際にも書きましたが880コペンはスプリングコンプレッサーは不要です。
その時の記事はこちら
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<交換後の車高実測>
商品説明で7〜12oダウンと記載ありますが、実際にフロントで約7〜9mmのダウン量でした。
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リアを交換してから時間が経過しているのでうろ覚えですが、リアは12〜15o程度ダウンしたと思います。

尚、車高を計るときはホイールセンターからフェンダーアーチまでを計る方が正確です。
地面からの距離の場合、タイヤの空気圧・外径に左右されるため、あまりおススメしません。

と言いつつ気になる方もいらっしゃると思いますので参考値として計測した所、4輪共、地面からフェンダーアーチ頂点まででおよそ560〜565oでした。
4輪共、隙間に指を入れてみておよそ指2本でスカスカ。3本は入らないって位です。







交換後はこんな感じ。
車検対応だけあって、車高を下げる目的というよりは車高を揃えるのが目的と言った感じです。
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<インプレッション>
ロールは若干抑えられたかな?という印象です。
純正の2割増しって感じです。

次に乗り心地ですが、純正ビルシュタインとの相性が良いというのをネットで見かけますが、不等ピッチのおかげか段差を乗り越えたときの当たりは丸くなりますので、乗り心地が良くなったと感じる方もいると思いますが、それなりに硬くなり、乗り心地は悪化します。
バネレートはF4.4→5.0K、R1.9→2.4Kです。

ハンドリングは、クイックに曲がろうとするとロールが抑えられ、ゆっくり曲がるとノーマルバネに近いロール感覚になります。

気になる点はリアもそうですが、線間密着があるため、激しく曲がったり大きな段差を越えると少し音が出ます。
気になる方はサイレントラバーを入れると良いと思います。



これから880コペンでダウンサスを投入したいと思っている方の参考になればと思います。






posted by コペやま at 17:54| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月22日

コペン ライセンス球LED化(ルームランプ流用)

880コペンのナンバー灯は、構造上ライセンス球が斜めに刺さるため、単純にT10のLED球に交換しただけでは、ナンバー全体が照らせず、見た目も悪い上に車検を通すのも怪しくなります。

車検はナンバー全体がムラなく照らされている、白色である事(青っぽい白ではダメな場合あり)、20m離れた位置からナンバーが視認できることなどがあります。

私も一時、LED球にしていた時期もありましたが、偏った配光で車検も心配だったのでハロゲン球に戻していました。







そんな中、以前、家車のフリードのマップランプ用に購入した基板型のLED灯が余っていたのを思い出し、何とかこれを流用できないかと今回DIYしてみました。

※余談ですがなぜ余っていたかというと、マップランプとしては明るすぎて、車外から車内が見えすぎるのが恥ずかしかったためです(;^ω^)

余っていたと言えばもう一つ、以前アストロプロダクツで購入したLED基板に付属していたT10アダプタも手元にありましたので、今回はこちらを使用しました。
(切れてしまったT10のLED球がある人は、それを使ってもよいかと思います。)
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まずマップランプ基板のコネクタ部を切断し、T10アダプタの端子部にはんだ付け。
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そして振動対策として、グルーガンで配線を固定します。
今回はたったこれだけです。
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車に仮付けして点灯テスト。問題ありませんでした。
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コペンのナンバー灯のケースにLED基板を収めます。
偏っているように見えますが、夜間に実際に点灯確認すると問題ありません。
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ケースに収めて、あらためて点灯。
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夜間はこんな感じ。
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市販のテープLEDなどでも同様のDIYが可能と思います。
また、初めからT10ソケットのアダプタが付いている商品も販売されていたりします。

注意点としてはコペンの場合、基板幅が15mm程度までしかナンバー灯のケースを通せませんので選定の際はサイズにご注意を。

皆さんもチャレンジしてみてはどうでしょうか。








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2022年10月10日

ヒビ割れた便座の交換

我が家のトイレの便座のフタの根元部分がどんどんヒビが酷くなり、時々補修・補強していたのですが、いよいよ修復不可能なところまで来てしまいました。
痛々しい...
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メーカー純正の部品は高額(恐らく)か、古いもののため既に廃盤になっている可能性もあります(何せ「NAIS」時代の松下製)。

でもご安心を!


世の中には色々なメーカーから汎用の交換部品が販売されております。
今回は、その中から水回り部品と言えばここ!という「三栄水栓(SANEI)」製のものをチョイスして交換しました。
今回選んだのはこちら


私の購入時で送料込みで約4000円でした。

ここで選定時に気を付けていただきたいのは、ご自宅のトイレが前丸便座か、Uの字の前割便座かを間違えないようにしてください。
値段だけに目が行くと、意外と間違えて購入しがちです。







<交換手順>
まず既設の便座を外します。我が家のトイレは暖房便座で、水配管も無いため非常に簡単に取り外し可能です。
便座裏のネジを外すのみです。
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便座自体はこれでごっそり外れますが、白いプレート状の部品はそのまま使用します。
ちなみにこのネジ部分の幅がこの便座の場合は140mmとなっています。
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次に新しい便座の部品を取り付けます。
まず写真のゴム部品を取り付けます。ネジに付いている白い樹脂のスペーサはゴム部品にはめておいてください。
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そこに既設から取り外したスペーサを載せて、その上から新しい便座のアタッチメントを取り付けます。
我が家の便器は縦寸法470mmでしたが、アタッチメントの取り付け位置は一番手前でした。
ここはネジで調整可能なので気に入った場所に固定してください。
ネジを締めこんでいくとゴム部品が膨らんで固定されるという仕組みです。
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色合いも良く15分ほどでスッキリ取り付けできました。
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毎日使うものですので、ちょっとした不具合・使いにくさが気になりますので、もし同じところが壊れているようであれば是非チャレンジしてみては。






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2022年07月16日

コペン エンジンマウント、ミッションマウント交換

我がコペンも16年目を迎え、無事20万キロを超えることができました。

ノーマルに近い状態で、壊れたり劣化した部分を修理・交換しながらここまで来ておりますが、先般のアッパーマウント交換とスタビブッシュ交換でかなり乗り心地が改善されました。
その時の記事はこちら
そして次に気になり始めたのは、信号待ちなどでの振動と、ATシフトレバーのシフト操作時の引っかかり(重さ)です。
という訳で、今回はエンジンマウントとミッションマウントを交換しました。







【用意した部品と価格】
エンジンウント(AT用)
部品番号:12305-97213
価格:8,600円(税別 22年7月時点)
(※MT用は12305-97212)

ミッションマウント(MT/AT共通)
※「エンジンマウンティングインシュレーター」が恐らく正式名称。
部品番号:12373-97207
価格:7,400円(税別 22年7月時点)

エンジンマウントはMT用とAT用が別で存在するのに、ミッションマウントが共通というのも不思議な気が。。。さて、手順は先人たちの記事を参考にしていただくとして、コツのみを書きます。







【エンジンマウントの交換のコツ】
・インタークーラーの下側のボルトの着脱のためにフロントメンバーを外す事が必須です。
 (写真黄色部。写真はメンバーが外れた状態)
20220716_161623_HDR~2.jpg20220716_161631~2.jpg
・マウントのボルトナットが見えたら、まず5-56やラスペネなどを吹いておきましょう。

・工具は長さや形状など、組み合わせで色々変えられるものがあるのが望ましい。
 マウントを貫通しているボルトの頭が意外と薄く、なめ易いです。
 私はストレートのメガネが欲しくなりました。


・必ずエンジン下にジャッキを噛ましましょう(私はインマニ部で支えました)。

・新旧マウントのヘタリ具合の差で穴位置が変わるので、ジャッキで微調整できるようにしておきましょう(車載パンタジャッキで十分)。







【ミッションマウントの交換のコツ】
・ストラット(ショックアブソーバー)は外す前提で考えましょう。
 アッパーのナットだけ緩めて対応しようとしましたが、手持ち工具ではマウントのボルトにアクセスはできても、力を入れて回せませんでした。

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・こちらも工具は長さや形状など、組み合わせで色々変えられるものがあるのが望ましい。
 マウントを貫通しているボルトの頭が意外と薄く、なめ易いです。







【交換後の感想】
信号待ちでの振動は、思ったほど劇的には無くなりませんでした。
エンジンマウントが千切れるほど劣化してなかったためと思われます(ちょっとガッカリ)。
※2022年7月26日追記
 その後段々と馴染んで来たのか、アイドリング中の振動も減ってきたように感じます。
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ミッションマウントについては、ATとは言え、シフトレバーを動かしたときの感触が軽くなりました。
これは、エンジン-ミッションの位置関係が適正位置になったためと思われます。

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意外だったのが走行中に感じた変化で、乗り心地は変わりませんが、体感的には路面から伝わる振動以外の余分な情報が無くなり、走りやすさを感じました。

如何でしたでしょうか?
MTの方は10万キロを超えていたら、まずミッションマウントだけでも交換してみることをおススメします・






posted by コペやま at 21:44| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月06日

この方法でPro-Conドリフトが直りました(勝手に動く不具合)

ニンテンドースイッチのJoy-con(ジョイコン)の不具合の話と同じくらいよく聞く不具合にPro-con(プロコン)の不具合があります。

いわゆる「勝手に動く(別名 Joy-Conドリフト)」ってヤツです。

全くスティックに触っていないにも関わらず、ある人は左に、ある人は下にと、じわ〜っとキャラクターが動いていってしまう現象。

今更ここで細かく説明するまでもないくらい、Switchで遊ぶ人たちにはおなじみの現象だと思います。







私なりに調べたり、試した方法を書かせていただきますが、いつも通り自己責任でお願いいたします(<(_ _)>

まず不具合解消しようとしてネットで調べると出てくる方法がおよそ下記の方法だと思います。
・エアブローする
・接点復活剤を吹く
・スティックの削れカス(白い粉)の清掃
・コントローラの登録を解除・再接続
・設定からスティックの補正を行う
・スティックのパーツをネット購入して自分で付け替える
・任天堂へ修理に出す等
・他メーカーのプロコンを買う

↓こんなの↓


しかし、この不具合で悩んでいる人は、
「買ってそんなに経ってないのに、お金を払って任天堂に修理に出したりはしたくない」とか、「部品交換を自分でやると壊してしまいそう」。
はたまた、ほとんどの方法はすべて試してみて、それでも直らなくて困っている人
のいずれかだと思います。

そしてできればそれなりのお金を払って買ったコントローラを易々と買い替えたく無い!と思っていると思います(主観です)。







<我が家のプロコン>
我が家は息子がフォートナイトにハマっているため、それなりにコントローラを酷使していますが、プロコン自体は買って1年も経っていません。

しかし、ある時から勝手に下方向へキャラクターが動くようになってしまったと言います。
私も前述した方法を色々と試してみましたが、直る気配がありませんでした。

<「あれ?」」と気が付く>
設定で動きを確認しながらあれこれと試していた時、ある動作をしたら勝手に動く不具合がピタっと収まりました。

その「ある動作」とは、プロコンに捻る(ひねる)ような力を軽く加えた時でした。

この捻る動きをすると恐らく中の基板が若干たわむように変形すると思います。

分解して中を見てみると、スティック部品がはんだ付けしてある基板をの裏から支えるように、樹脂製のケースの支柱があります。
この支えの寸法公差なのか、基板の固定場所が悪いのか?
はたまた基板自体の剛性が足りないのか、スティックのパーツの造りが良くないのかわかりませんが、とにかくこの部分に何かスペーサを噛まして基板の変形を抑えると直るのでは?と直感的に感じました。







<実践!>
基板を固定しているネジを1か所緩め、この支えと基板の間にプラ板等のスペーサを挟んで、コントローラを捻った際に基板に加わる負荷を故意に(軽く)与えてやります。
プラ板はこんなもの。
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ここに挟みました。〇部のネジを緩めます。
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拡大
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そして元に戻して、スティックの補正画面で試してみると「ピタ」っと動かなくなったではありませんか!

厚みやスペーサを噛ます場所は個体差があると思いますので、今回の場所は一例と思って、いろいろと試してみてください。







<もう一つの方法>
コントローラ内の隙間を埋めて、基板のたわみを吸収する方法の逆で「緩めて基板の負荷を取る方法」も効果がある場合があります。

プロコンのグリップを外してネジを締めたり緩めたりしてみます。
動画は緩んだ状態からネジを締めると勝手に動き、再び緩めるとポインターが「ピタっ」と動かなくなっています。


如何でしたでしょうか?
他では見たことのない修理方法と思いますが、何をやっても直らなかった方はぜひ一度お試しください。






posted by コペやま at 23:57| 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月28日

コペン 純正レカロのアンコ抜きでポジション改善

我がコペンはアルティメットエディションの純正レカロが着いています。

レカロというとホールド感が良く、腰痛知らずというイメージですが、純正レカロは万人の体形に合うように造られており、スポーツ走行向きというよりはドレスアップの要素が強いです。
しかも座面が高く、身長180p以上の方は結構窮屈な思いもします。
ですのでホールド感に期待してアルティメットエディションを選んだ方はちょっとガッカリな感想を持つ方もチラホラ。







【腰痛になり易い?】
私の場合は、座面からもも裏が浮いてしまうことが原因で腰が痛くなってしまうという困った症状がありました。

対策として、もも裏にタオルを当ててごまかしておりいっその事、社外のバケットシートに交換してしまおうかとも思いましたが、先立つものが...

という訳で今回はシートのアンコ抜きにて対応しようと一念発起いたしました。







まずはシートを取り出します。
こういう時、オープンカーは作業性抜群で助かります。
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そしてシートから座面のみを取り外します。
緑色の〇印箇所の4点の12oナットと、シートベルトの配線の固定樹脂リベット、シートベルトの受け側、コネクタ関係を外します。
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取り外した座面を裏返して、折り返すように留まっているシートカバーを外し、底面の板金を取り外します。
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今回のアンコ抜きは切除というよりは、アンコをくり抜く(むしり取る)様に排除します。
画像の破線で囲ったあたりをくり抜きます。
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何故かといいますと、完全に切除してしまうとシートを元に戻した後に、露出したクッション部が擦れて床面にボロボロと落ちてしまうであろうと予想したからです。
また、もしくり抜き過ぎたと感じた際に、アンコ詰めして調整もできるだろうと考えてのことです。
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くり抜くと書きましたが、実際の作業は「むしり取る」といった感じです(^^;)
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くり抜いたところを手で押してみるとベコッと凹みます。
この凹みが、座面に座った時にお尻が沈み込みになります。
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ここで一度シートレールに仮組して、車両に仮置きしてくり抜き具合を確認します。

また、座面取り外し時に構造をみたら、前側を留めているボルトにスペーサーを噛ませば、シートを前上がり(ケツ下がり)にできることにも気が付いたので、余っていた平ナット2枚(計6〜8o位)を噛ませました。
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【くり抜いた感想は?】
今回座面で約2p下がり、平ナットでシート前方を6〜8o上げましたが、まずもも裏の座面への密着については狙い通りバッチリ解決しました。

また、お尻部分の沈み込みが増したことで、社外バケットシートほどではありませんが少しは腰骨が固定されて左右の体の振れを支えてくれる為、コーナリングがちょっと楽しくなりました(^^)


1時間もあれば全行程完了できるお手軽DIYにも関わらず、体感できる効果は抜群ですのでおススメです♪
posted by コペやま at 11:44| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月14日

広角ワイド ブルーミラーってどう?

最近我がコペンのルームミラーが劣化し、ミラーのフチ部分が剥がれてきてしまいました。
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車高の低めの880コペンの場合、ミラーの角度をいじることが多いので、ミラーにも知らず知らずのうちに負荷がかかっていたのかもしれません。

また、私は昼夜問わず、ほぼずっと防眩モードにしています。
コペンの内装は天井が黒く、防眩(上向き)にしていてもミラーへの映り込みを邪魔するものがないため、特に問題なくそうしていました。

しかし、オープン走行時は空が映し出されるのみだし、信号待ちでトラックなどが後ろに付いたときは、運転手さんと目線がバッチリ合って恥ずかしい思いをしたりもしました(;^ω^)







さて、これを解決・リフレッシュするには、
・純正の新品、又は程度の良い中古に交換。
・社外品に交換
・他社純正流用(86/BRZ用が有名)
・流行りのドラレコ内蔵、自動防眩などのタイプに交換

などの方法がありますが、ネットで検索するうちに良いものを見つけました。
それがこちらの純正ミラーに被せる様に張り付けるブルーミラーです。










ネットでポチって早速届いたものを開封です。
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【早速取り付け!】
まずは車両に取り付いたままだと作業がしにくいのでルームミラーごと車両から取り外します。
取り外すにはルームミラーの支柱の根元を反時計回りに回します。
ちょっと硬いですがすぐに外せました。
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外したミラーの表面を脱脂して、まずは両面テープの付いたベースを貼り付けます。
ベースのオモテ・ウラは余り気にせず写真の向きに貼り付けました。
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ここにブルーミラーをズレない様に貼り付け、車に取り付けて完成です!
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2000Rの製品のため、若干中央が浮いた感じになりますが、車両に取り付けると全く気になりません。
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【視界はどう変わる?】
まずは昼間の場合。
今回購入した2000Rの曲率のワイドミラーですが、不自然な歪みもなく、距離感も純正とほぼ変わらず非常に使い心地は良好です。
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視野は純正の1.1〜1.2倍に広がったというイメージでしょうか?
(破線が元の視野のイメージ)
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【防眩性能は?】
夜間に気になる防眩性能ですが、純正ミラーの通常視界よりは後方車両のライトのまぶしさは軽減されます。

しかし、私の様に常時防眩にしていた身からすると、防眩機能としてはちょっと物足りなく感じます。

プライバシーガラスと同等か少し薄いくらいというと分かりやすいでしょうか?

ただこれは購入前から分かっていたことなので、徐々に慣れていくものと思っています。
※2022年6月追記
実際に慣れてきて、眩しさは特に気になりません。


兎にも角にも、すっきりとした視界になり、運転していても非常に気持ちの良い車内空間になりますので、ミラーが傷んできている方にはおススメです!






posted by コペやま at 11:37| 自動車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月20日

オープンカー乗り必須!プロトーン ツイーター「VSP-03T」装着

昨年スピーカーの寿命でコスパの良いオートバックスのPBブランド「プロトーン」のスピーカーを投入した我がコペン。
(その際の記事はこちらから
その後、特に音に不満は無く過ごしておりましたが、先日オートバックスへ寄った際に面白いものを見つけました。

それはプロトーンブランドのツイーター「VSP-03T」という商品。
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価格はセールで1760円と格安(ネットで見ると980円で購入されている方もちらほら)。
これはダメ元で付けてみても後悔の無い価格だし、少なくとも今より悪くなることはないだろうと即買い。
という訳でコペン(L880)への取り付けから試聴の感想まで書いていきます。







まず買ってきたまんまの箱の状態。
取説は箱の裏に書いてあることくらい。
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必要なものは一通り入っており、
・平置き
・斜め置き
・Aピラーやドアへの埋め込み
などの取り付け方法に対応しているという親切さ。
私はドア埋め込みでチャレンジしてみました。







【ドア内張への穴あけ】
まずはドア内張への穴開けです。
正直言ってこの穴あけ、穴位置の決定がこのスピーカー取り付けの最大の見せ場です。

梱包を開けて、中仕切りの段ボールの〇穴を型紙として、鉛筆で45〜46mmの〇を書き、それに沿って電動ドリルで穴開けをしていきます。

位置はスピーカーの厚みを逃げられる場所を探して決めるしかありませんが、写真の場所はスピーカーの厚みには少し窮屈でした(でももうやり直しが利かない、、、)。
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ちなみに、ホールソーなどでキレイに穴あけできる人もいるかも知れませんが、穴端面が多少ガタガタの方が最後にスピーカーを固定する際に食い付きがが良くシッカリ固定できる印象です。
ちなみに私は取り付けに付属の円形のギザギザの金具は使用していません。







ドリルで穴を開けたら、穴と穴のつながっている部分をニッパー、ラジオペンチなどを使ってくり抜いていきます。
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無事貫通したら棒やすりなどを使ってスピーカーの固定アタッチメントがキツ目にハマるくらいまで整えます。
これで内張の穴あけは完了です。
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【スピーカー自体への加工】
次にスピーカー側への細工です。
コペンはドアの内張の裏側の隙間があまり無いため、どの位置で穴あけしても大なり小なりスピーカー裏側の干渉は避けられないと思います。

私の場合はスピーカーのケース自体取り付けできませんでしたので裏は裸の状態で付けました。

このスピーカーの場合、裏のケース有無に関わらず、イマイチスピーカー自体が固定できないので、裏からグルーガンを使ってスピーカーとアタッチメントを固定してしまいます。
グルーガンが無い方はスポンジなどの詰め物をしても良いと思います。
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但し、この方法を取るとドア内張を半固定した状態で窮屈な姿勢での取り付けを余儀なくされますので、配線長は少し余長を見てください。
(それでも付属の配線の半分くらいの長さにカットしてしまいますが)

一通り加工が終わりましたら説明書通りに配線して、音が鳴ることを確認できたら、内張りをネジ固定して完了です。
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【いざ試聴!】
正直「劇的に変わった!」という印象まではありませんが、明らかに定位が足元から顔の位置あたりに変わって音が聴き取り易くなりました。

取り付けの際にツイーターを耳にくっつけてどんな音が出ているのか確認した時には、蚊の鳴くような高音というか、大音量のヘッドホンから漏れ聴こえるシャカシャカ音みたいな音しか聴こえず「こんなんでほんとに効果あるの?」と半信半疑でしたが、しっかり変化・効果は体感できます。

これはライブ盤などを聴くとより顕著な違いとなった現れ、音の広がりを体感できます。

【オープン時は?】
これはかなり違います!
これまではオープンにした際はサイドウインドウを上げてないと聴き取りにくかった音楽が、サイドウインドウを下げていてもハッキリと聴き取れるようになりました!

費用対効果としては満足度が高いと思いますので皆さんも是非チャレンジしてみてください。







posted by コペやま at 13:54| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月13日

コペンのフロントキャンバー調整

先日スタッドレスから新品の夏タイヤに交換した我コペン。
夏タイヤにしたせいもあるけと、なんだかハンドルがやたら重い、、、
パワステホースの劣化が原因かとも思ったけど、交換前のタイヤを見ると右前のタイヤだけ少し外減りしてました。
外減り.jpg
見た目も少しネガ気味な左に対し、右はほぼキャンバー角が0度で直立な感じです。
キャンバー.jpg
しかし、コペンに限らず軽自動車はトー調整のみでキャンバー調整ができない車がほとんどです。







ネットを調べてみると偏芯のキャンバーボルトや、スズキ純正のキャンバーボルトの流用などのパーツが1000〜1500円位で販売されておりますが、見た目重視や、幅広タイヤを履いてサーキット走行するために3度も4度もキャンバーを付けたい訳ではありません。



で、全く純正のまま、取付方のみで少しネガ方向に振れないかと試してみた結果、ほんの少しネガキャンにできたので、その取り付け方、手順について紹介させていただこうとおもいます。







まずアッパーマウントの12mmナット2箇所、ストラットの2箇所の17mmナットを緩めます。
この17mmナットは上側は軽く締めた状態、下側は完全に緩めます。

そして足回りにジャッキをあてて、1Gが掛かった状態にします。
この1Gをかけた際にストラットの17mm下側をできるだけ外側に引っ張っておきます。
但しストラット側が長穴になっているわけではないのでほぼ手応えはありません。
ストラット.jpg
そして17mm上側→17mm下側→アッパー12mmのエンジン側(車体内側)順で本締めします。
最後に車体を完全に着地させて、最後のアッパー12mmの車体外側(フェンダーに隠れるボルト)を本締めします。
12mm.jpg

私の場合、これでほんの少しネガキャンになったと分かる程度には変わりました。
恐らく角度で言うと0.2〜0.3度程度と思います。

ただ試走すると、はっきりとハンドリングが変わった事がわかりました。
明らかにハンドルが軽くなりました。


それと引き換えに直進時のハンドルの座りは少し落ち着きが無くなりましたが、以前の重い状態との比較なので多分これが普通位なのだと思います。

皆さんのご参考にしていただければ幸いです。

※後日スズキ純正キャンバーボルト入れました(詳細の記事はこちらからどうぞ








posted by コペやま at 12:36| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月22日

インパクトもスプリングコンプレッサーも不要!880コペン アッパーマウント交換

最近19万キロ超えの我がコペンの足回りからコトコト音がするようになりました。
特に低速で運転席側フロントから音が出ています。

コトコト音が気になりだしたのは、ハブベアリングやスタビブッシュ、タイロッドエンドブーツを交換し、色んな雑音が抑えられてきたためで、恐らく以前から鳴っていたものと思われます。

色々と調べると、どうやらアッパーマウントのゴム部分・ベアリングのへたりが原因の可能性が高いようです。
早速ディーラーで部品注文し、DIY交換チャレンジです!
※いつものように自己責任でお願いします!

尚、今回の記事は、フロントの足回り(ストラット)を分解するにあたってのコツや、手持ち工具が乏しい場合の分解方法などを中心に、必要最小限の情報を記載しています。
分解手順などの詳細は先人たちの別記事を参考にしてください。








<用意するもの>
足回りのDIYと言うと、インパクトレンチやスプリングコンプレッサーが必要ですが、880コペンの場合はどちらも使わずストラットの分解が可能です。
【部品:アッパーマウント】
右(運転席側)48603-97202 @6,930円(税込)
左(助手席側)48609-97205 @6,930円(税込)

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【インパクトレンチの代替工具】
・6oの六角レンチ
・両口ラチェットレンチ(17×21)
両口ラチェットは中古工具屋さんで500円くらいで入手可能です。
写真のものだとソケット部の深さがギリなので、もっと深い物の方がベターです。>
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もしくは継ぎ足しソケットという物もあります。
ホームセンターで600円位でした。

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・浸透潤滑剤(5-56、ラスペネなど)
私は写真の商品を使っていますが、ラスペネほど高価でなく、5-56より速く浸透してくれます。
5-56で数時間かかるものが、ラスペネなら30秒。
私が使っているものは数分で浸透という感じで、作業段取りをしている間に浸透させられるのでこれで十分です。
潤滑剤.jpg







<アッパーを緩める>
まずアッパーの中心の17mmナットを緩めます。
緩めるときは両面ラチェット+六角レンチでなくとも、17oのディープソケットのみでも緩めることは可能です。
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12o×2個のうち、フェンダーに隠れた側を緩めるには、フェンダー2か所の10oボルトを外して、フェンダーを少しめくって浮かしながらメガネレンチをナット頭にかければ回せます。
20220122_193145~2.jpg

しかし、私がそうだったのですがナットの角度が悪く、メガネで回せない場合があります。

その時はドアを開けると見えるフェンダーを止めているボルトと、下の写真のワイパー部のカバー(カウルトップ)を外したところにある10oボルトを外すと、フェンダーを大きくずらせて、ボルトがソケットで回せるようになります。
但し、カウルトップを外す際に、これを留めているツメを割ってしまう確率が高いので、そのことを覚悟のうえで作業してください。寒い季節は止めた方がよいかも。
※先人達の知恵では、助手席側からカバーを外していくのが良いとのことです。
20220122_201101.jpg







アッパー側が緩んだら、ジャッキアップをしてタイヤを外して4か所のボルトを外していきます。
ここの17oのボルトは非常に固く締まっていますので、やはり浸透潤滑剤が欲しくなります。
※エンドブーツなどのゴム部品に垂れてかからないように注意ください。
サイズ.jpg
すべてのボルト・ナットが外せたら、アッパー側の12mmナットを外して、ストラットを引き抜きます。

<ストラットの分解と組付け>>
ここまで来るとあとは簡単で、アッパーの頭の17oのナットを外します。
車体に取り付いた状態である程度緩めてあるので、両面ラチェット、六角レンチの組み合わせ不要で外せるかも知れません。

ちなみにコペンのサスペンション(バネ)は、ジャッキアップした時点で遊ぶかどうか程度のバネ長のため、スプリングコンプレッサーを使わず外して大丈夫です。
実際にアッパーマウントを外しても、一切バネの反力で跳ねることなく外れました。








外したアッパーマウントは、ベアリングがゴリゴリした感触でもはやベアリングとしての機能はありませんでした。
古いアッパー.jpg

ダンパーもまだなんとか生きてますね。


そして分解したストラットについた汚れを落とし、新しいアッパーマウントを取り付けます。
スプリングの端部をアッパーシートやロア側の止め位置とズレが無い様に取り付けて、アッパー上部の17mmナットを両面ラチェットと六角レンチを使って仮締めします。
20220122_192651~2.jpg

後は分解と逆手順で組み付けるのみです。
パンタジャッキなどを使って1G締めしましょう。

車体への取り付けの向きだけご注意を。
アッパーマウントの頭のネジがペイントされている方が写真のようになる様に取り付けて下さい。
(運転席側はネジ頭の青ペイントがフェンダーの中に隠れています)

20220124234234806.jpg







<1G締めするのにジャッキが一つしかない、ウマを持っていないなどの方>
これこそ自己責任でお願いする内容になりますが、外したタイヤに古いバスマットや木っ端などを噛まして、車体の下に入れてジャッキダウンするという手もあります。
 要はタイヤの上に胴体着陸させてしまってジャッキを抜いてしまうのですが、タイヤやホイールにナットや車体のエッジが食い込んでキズ付けないように注意してください。

<交換後のインプレッション>
まず事の発端のコトコト音は消えました。

そしてベアリングのおかげか、ハンドルが少し軽くなりました。

乗り心地については、スタビブッシュを交換した際も少し乗り心地は良くなりましたが、アッパーマウントの交換でさらに乗り心地はアップしました。
直進ではハンドルが落ち着いてドッシリ感が出たように感じます。


交換前後の車高を測り忘れてしまったのですが、見た目ではほぼ変わらないか、アッパーマウントのゴム部分のヘタりが直ったことで数ミリは車高が上がったはずです。


如何でしたでしょうか?
やっぱりコペンは楽しい車です♪






posted by コペやま at 21:10| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月08日

ブラウンオーラルBの替えブラシ互換品ってどう?

毎日の歯磨きがおっくうな私も、何とか虫歯も無く50代を迎えられております。

それもこれも電動歯ブラシのおかげと言っても過言ではありません。
これまでに電動歯ブラシ、音波ブラシなど色々と使ってきました。







現在はブラウン オーラルBを使用させていただいております。


こちら充電式にも関わらず大変お値打ちとなっておりますが、困ったことに替えブラシが非常にお高い。。。
(↓こちらは海外正規品という事で国内品より若干お値打ちです↓)


しかし、ネットで探すと互換品と呼ばれる非常に安価なものもあり、思わず飛びついてしまいそうですが、あまりの価格差にちょっと手が出しづらいところです。


では!という事で互換品がどんな構造をしているのか確かめてみました。
替えブラシを切開して中身を御開帳。
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中身はすべて樹脂製で、金属は使われていません。







実際に使用すると、1か月もしない間にブラシが振動しなくなってしまいました。
しかも本体モーターの振動があるので、一見するとブラシが振動しているように見えるのですが、指でブラシを押さえるとブラシ部分が止まってしまい、もちろん歯にブラシを当てると本体モータの振動で磨いているような気分になりますが、実際は全然磨けないという事態になります。

ちなみに振動としてはこんな動きをしています。



で、こちらが正規品。
振動を伝える部分に金属が使われていて、耐久性も抜群です。
値段が高いのにはそれなりに理由があるんですね。
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互換品で短期間にブラシを替えて使用するか、正規品で長く使うか。
コスパとしてどちらに軍配を上げるか迷うところですが、その時の懐具合で使い分けしようかと思います。






posted by コペやま at 21:35| 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする