2018年05月28日

剣道における身長差(小中学生)

中学生になり部活に勤しむ我が息子。

先日も大会があり、小兵ながらちょこまかと
動き回って、一回り、二回り体格の大きな
相手にも健闘しておりました。

本日はそんな息子(中一,135p)を見て
剣道における体格差について考えて
みました。



<小柄は不利?>
この事についてはいろんなサイトで
語られておりますが、大抵は
「剣道では体格の差は関係ない」
「全日本の優勝者も小柄が多い」
などと書かれております。

しかし、これは成人男性における話しで
あって、まだ成長過程の小中学生においては
ちょっと話が違ってきます。


<大人と子供は状況が違う>
成人男性の場合、身長差は165p〜180p台くらいの
場合が多いと思います。

但し、身長差はあれど、筋力・身体能力については
日頃の鍛錬から、そこまでの差が無いと思います。

これが小中学生になると、
小学校高学年で130p〜160pくらい。
中学生では、130p〜180p台くらいの開きになって
きます。

しかも、身長と比例して筋力・身体能力が上がって
くる場合が多いので、実際、身長差が有利・不利に
大きく作用してくると思います。



<小柄な剣士に必要なのは>
小中学生の場合、大きな体の方が有利なことの方が
多いと思います。

それを跳ね返すためには小柄ならではの努力が
必要な部分が出てきます。

まず軽く小さな体を活かして、圧倒的な運動量を
身に着ける事です。

相手は大柄ですが、急に身長が伸びる時でもあり
ますので、筋力・体力が追い付いてきておらず、
アンバランスになりがちです。

まともにぶつかったら不利ですので、そこは
足を使って相手を揺さぶりましょう。

<瞬発力>
小柄ならではの動きと言えば、瞬発力です!

相手より早く踏み込み、時には引く。

「蝶の様に舞い、蜂のように刺す」

そんな動きで相手に隙を与えず、相手の隙を
突きましょう。


<相手の懐に飛び込む勇気>
やはりこれが絶対必要だと思います。

小さい体に秘めた火の玉のような勝気な
気持ちが大事です。


<最後に>
最初に書きました全日本選手権で優勝する
選手に小柄な方が多いのと言うのは、小柄故に
人一倍の努力をし、技を磨いた結果だと思います。

※決して大柄の人が怠けていると言っている
 わけではありません。

栄花直輝さんや内村良一さん。
高鍋進さんや宮崎正裕さん。
皆さん決して体格に恵まれてはいません。

しかしたゆまぬ努力でその強さを手に入れた
方々だと思います。

剣道を始めた時、既に芽は出始めています。
花が咲く時期が早いか遅いか。
ただそれだけです。



posted by コペやま at 19:02| Comment(0) | 剣道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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