そんな愛らしいコペンではありますが、エンジンが暖かく(熱く)なるまで中々消えてくれないこの音を何とかしたいと思い、今回はベルトの張り調整を行います。
<オルタネータ側>
まずはオルタネータとウォーターポンプを担うベルトの張り調整から。
まずこのベルトの張り調整と言えば専用工具が必要となりますが、そこは先人たちの知恵をお借りし治具を自作します。
用意したのは「丸カンボルト(税込み99円)」と呼ばれるこのボルトとワッシャを使って自作します。
長さが70しかなかったのでこれを購入しましたがちょっと長すぎました。

よって金ノコを使って短くします。
オルタのスペースに入れようと思うと、全長を約85o以内にすることが必要でした。



オルタネータを固定しているボルトを緩め、先ほど作った治具をオルタネータのベルト張り用の凹みにひっかけ締めこんでいけばベルトを張ることができます。
二柱リフトでもない限り、狭い車の下に潜っての両手作業になるので中々疲れる作業です。


★ベルトたわみ量基準値
新品時 3.8〜4.7mm
再使用時 4.9〜5.4mm
<エアコン側>
エアコンプレッサーのボルトにアクセスするには、以下の2つを外す必要があります。
・フロントグリル
・エアクリーナボックス(象の鼻折り済みならラク)
※バンパーは外す必要ありません。
工具としては10oと12oコンビネーションレンチ、12oのメガネがあると良いです。
コンプレッサーの下側向かって右のボルトはバンパーの下から手を伸ばせばアクセス可能です。

位置調整用の上2本の内、奥の10oボルトは問題ないのですが、手前側の12oボルトは配管が邪魔してメガネが入りません。
仕方なくここで12oのレンチを使用します。
全てが緩んだら、コンプレッサー本体を押すなり引っ張るなりして丁度良い張りのところで上側のボルトを締めこみます。
(私は奥の10oを締めて位置決めをしました)
★ベルトのたわみ量基準値
新品時8〜11mm
再使用時11〜14mm
以上で完了です。
今回「キュルキュル」音の発生源はエアコンのVベルトからでしたが、意外にもベルトの張り過ぎが原因でした。
たわみ量が約5mm程度しかなく、適正なたわみに緩めたら音が消えました。
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