普段気にしていないこのスポンジですが一見なんとも無さそうでも触ってみるとボロボロと崩れ去っていきます。
最終年式からもほぼ10年程度経過している880コペンなので無理もありませんが、今回はこのスポンジの交換を行っていきます。
勿論このブログのモットーである「節約」の観点から安価で身の回りにある使えそうな代用品を探していきます。
<純正日の部品名>
このスポンジの正式名称は「クーラーパッキンNo1」と言います。
クーラーパッキンという名前からしてクーラーの効きに関係しそうなこのパッキン。
理屈としてはエンジン内の熱がラジエター側に行くのを遮っているものと思いますので、特に停車時・低速時のクーラーの効きに影響しそうです。
<身の回りのもので代用?>
まずまっ先に浮かぶのが100均の「すき間テープ」でしょう。
材質は発砲ポリエチレンで耐熱温度は80℃程度と思いますので必要十分ではありますが、できればもう少し耐熱性が高いものが欲しいところです。
では他に何かないかと探したところこんなものがありました。
そう「自転車のタイヤチューブ(肉厚)」です。
実はとある方からホームセンターで売っているD型のクッションゴムを使っていると聞いており、そのイメージがあったので「もしかして使える?」と思っていました。
耐熱性もブチルゴムなので130〜150℃はあるはずです。
※我が家にあったのはパンクしにくい肉厚のチューブでしたが、通常のタイヤチューブを使う場合は二重にするとかチューブの中にスポンジを入れるとかの工夫が必要かも知れません。
<取り外しと加工>
まずボロボロになったパッキンの取り外しです。
触る先からどんどんボロボロと崩れていきますので、エンジンルームに落ちない様にレジャーシートなどで養生しておきます。
後はひたすら撤去と脱脂ですがシール剥がしは塗装面にあまりよろしくない為、ひたすらヘラや爪で剥がしていきます。
<タイヤチューブの加工>
加工と言っても長さを合わせてカットし脱脂するだけ。
タイやチューブの脱脂はパーツクリーナーより石鹸で洗うのがおススメです。
脱脂が終わったら両面テープで貼り付けて完了です。
<効果は?>
季節的(今は4月末)にクーラーの効きが良くなったかどうかは不明ですが、ネットで見ると効果ありというものを見かけます。
予想外だったのはパッキンがしっかりしてボンネットの遊びが減ったのか、走行中に段差を越える時などの静音性が上がりました。
今回手持ちの素材で代用できたため掛かった費用はゼロ円です!
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