昼間は良いのですが夜間に対向車のライトなどで前が見えにくくて仕方ありません。
ガラスの傷というとガラス交換しか手がないかと思いましたがネットで調べると自分で修正している方もチラホラ見かけます。
というわけで今回も情報を集めチャレンジしてみました。
<必要なもの>
@ガラセリウム(酸化セリウム)
まずはこれが無いと始まりません。
説明によるとガラスの成分であるケイ素と反応して傷を修正できるそうです。
ウロコ取りで有名なキイロビンもこの成分が含まれています。
Aポリッシャー
一ケ所に集中して研磨しすぎるとガラスが歪むというコメントを見かけました(実際に歪んだ画像等は発見できず)のでダブルアクションポリッシャーを使います。
手元にあったプロスタッフの「シャインポリッシュ」を市販のフェルトパットを使えるように魔改造します。
改造方法についてはネットで検索するとたくさん出てきますので割愛しますが元のスポンジを取り除き125Φ程度に削ります。
※削らずそのまま遣う場合は150Φのパッドを使用。
そこに100均のファスナー(マジックテープ)を貼り付けます。
真ん中に出っ張りがあるので中間パッドを使ってボッシュのフェルトパッドを取り付けできるようにしました。
<施工について>
私なりに使用してみた感触からコツ的なものを書きますと
@酸化セリウムは2分過ぎてから反応が始まるとのことなので車のフロントウインドウを6〜8分割して1か所最低5分×3セットとしました。
それだけ施工してガラセリウムの使用量は1/3~1/2本分程度でした。
A霧吹きを使って窓やパッドを湿らせると作業性は上がりますが研磨力も落ちるし飛び散るので湿らせるのもほどほどに。
でもまったく濡らさないのはNGです。
Bダブルアクションポリッシャーを使用しますがそれなりに押し付け続けて施工するので脚立は必須。
脚立やタイヤ、時には車のカウルトップに足を掛け(あくまでも足を乗せる程度で体重はかけない)て施工します。
C深い傷は消すのが難しいです。
@で3セットと書きましたが爪が引っかからない程度の傷でも素人がダブルアクションポリッシャーを使って3時間施工してもキレイに消し切るのは難しかったです。
感覚的には50~60%くらいの仕上がりです。
<施工結果>
まずフロントウインドウの右半分に施工しました。
ワイパー傷は取れ、完全親水状態となりました。
ワイパーを使用した際も吹き残しが発生せず視界はクリアです。
使う前は「ガラスと化学反応?」と効果に懐疑的でしたが確かな効果を得ることができました。
※今回気温が10℃前後での施工でしたが気温による差があるかも知れないので暖かくなったら改めて施工してみたいと思います。
※2024.8.14追記
気温30度超えの中で再施工しました。
フロントガラスを左・中・右と3区画に分けて各10分程度施工したところ、やはり化学反応なので気温でかなり左右されるのか軽い施工にも関わらず冬の施工時に比べて短時間でかなり効果が体感できました。
↓施工後の写真↓