2023年12月14日

880コペンにナニワヤRSは装着可能?

我がコペンも2014年に中古で購入して9年半、走行23万キロ(所有してからは16万キロ)に達しようとしています。

これまでノーマルを崩さない様に乗ってきましたがどうしても純正レカロのホールド感の無さからくる腰痛に耐えられずフルバケ投入する事にしました。







<選択したフルバケは?>
今回手に入れたのは
ナニワヤさんの「RS」です。

スーパーオートバックスでレカロRS-Gを試座した際の座り心地の良さ、乗り降りに余り邪魔にならないサイド部分の程よい高さに惹かれ、それに似た形状のRSをフリマでゲット。
※乗車時のサイド高さはこんな感じ
IMG20231213074645.jpg
シートレールは建付けの良さからガタが無いことを第一にレカロ純正RS-G用にSP-G用アダプタが付いたものをオクで手に入れました。

座った感じは168p58sの私にはお尻と腰はほぼピッタリだがショルダーの位置が少し高い位置にあり。
ショルダー部から少し下がった絞られた位置にちょうど肩が来るため肩が少しキツい(対策は後述)。

ナニワヤさんの比較画像を見ると数値上はEZと同じくらいのショルダー幅なのにRSはあんなに肩部が張り出ているのはそれだけ肩部ががっちりホールドされるということです。
高さのことを思うと175cm60kgくらいの肩幅の狭いやせ型の人にピッタリのシートだと思いますがこの辺りも解決していきます。
↓※ナニワヤのHPより
comparision.jpg







<取付け(横方向)>
手に入れたシートレールに付いていたアダプタは880コペンにRS-Gを室内干渉しないようにするためにセンターコンソール側のアダプタがSP-G用の垂直(直角)のものが付いています。
(RS-G用は左右共にオフセット形状)
シートベルト用の延長ステーも付いていました。
Screenshot_2023-12-04-10-29-40-43_e57a17dfca18f6996220bff9bf9c6504.jpgScreenshot_2023-12-04-10-29-54-93_e57a17dfca18f6996220bff9bf9c6504.jpg
このSP-G用アダプタでセンター側にシートを寄せないとドア側にシートが寄り過ぎて最悪ドアが閉まりません。

それでもドア側に約20oのスペーサーとセンター側に約10oのスペーサーを入れて取付けしハンドルセンターとシートセンターがほぼズレなく装着できました。

とは言え約10o程度センターがドア側にズレていますが、アクセルペダルの位置関係から私にとっては好都合でした。

ドアとの干渉もクッション部とのクリアランス1~2mm保って装着できました。
クッションを除けば2cm程度のクリアランス。
IMG20231214123345.jpg







<取付け(縦方向)>
問題は縦方向です。
何せRSは高さが930oあり、レカロRS-Gよりも約25o程度高いです。

しかもレカロのシートレールではそもそもポジションが高く、RSの起き気味の背もたれ形状もあり天井に干渉して屋根が閉められません。

また目線が純正レカロシートより上がります。

中古シートを買った理由はこの対策にあたり、ためらいなくノコギリを使ってカットしていくためです。

高さ方向で約2p程度。
カットしてもシートカバーが形状を保つため、見た目にはカットされている事は分かりません。
IMG_20231209_172722.jpg

およそこんな感じにカットしました。
取り付けの最終形からすると真上は切らなくても良かったかも。
IMG_20231210_230820.png
続いてレカロのサイドアダプターには2つしか取付穴が無い為3つ目の穴を追加します。

前述したように背もたれが起き気味の為、前上がりに取付けるのに前側を1段目。後ろ側を3つ目の穴で固定します。
ですのでアダプターの穴は後ろ側のみに開けました。
IMG_20231214_200802.jpg
これでシートを目一杯後ろに下げた時の室内の干渉も無く、ポジション・乗り降りの際のハンドルと身体の干渉などの全てをクリアできました。







<微調整(ショルダー幅)>
RSのショルダーは恐らく175p程度の人であればちょうど良い高さだと思いますが、私の様に170p以下の人には高過ぎでショルダーの少し下の絞られた部分がちょうど肩に当たり長時間乗っていると痛くなってきます。

最初、ショルダーも一部切断しようかとも思いましたがシートカバーのフィッティングに不安がある事やシートの剛性が落ちるのを懸念しなんとか切らずに済む対策が無いかと考えた結果、シートカバーをめくり背もたれ内部にダンボールを2枚程入れ身体を数ミリ前方に出すことによって肩部の圧迫が和らぎました。
タオルやTシャツを3つ折りくらいして入れても良いかも知れません。

<微調整(座面)>
最後にもう少し目線を下げたかったので座面クッションの中のスポンジを緩衝材などに使われる薄いスポンジシートに交換し約1p程度下げました。
※画像は純正クッション
IMG20231211224726.jpg
これでほぼ自分好みの完璧なポジションになりました。
肩の高さがちょうど窓の下端と同じ高さくらいです。

皆さんの参考になれば幸いです。







posted by コペやま at 20:48| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年09月30日

車検がロービームのみに!コペンの光量不足をなんとかしてみる!

※本記事は2019年12月の記事の再編集となります。

以前、我がコペン(L880K。HIDライトの純正バーナー)は、光量不足で車検に通らない危機に見舞われました。

その際は、整備士の方がリフレクターを磨いて何とかギリギリ車検に通るレベルにしてくれました。
(その時の記事はこちら。)

しかしいよいよ2024年8月より車検がロービームのみでの検査に移行することが決まりました(-.-;)

もし車検に通らないということになれば、コペンに乗り続けられない!ということに直結する大問題です。

通常なら光量を上げるのに思い付くのは、
・ライトの黄ばみを取る。
・バーナーをPIAAやPHILIPSに換えてみる。
・バッテリーの電圧を測ってみる。
・アーシングを試してみる。
などを考えるのではないでしょうか?


しかし私が試した方法でもしかすると貴方の車も光量大幅アップするかも知れません!!

前置きが長くなりましたが、私のコペンの光量が抜群にアップした方法を書いていきます。

コペンに限らずどんな車種にも当てはまる現象の一つだと思いますので皆さんのご参考になればと思います。
※くれぐれも自己責任でお願いします。







まず、現状のライトの様子。
わかりにくいですが、プロジェクターのレンズが白く曇っています。
まるで白内障にかかっているようです(^-^;
前オーナー時代にバーナー交換の際の空焚きをし忘れたんでしょうか?
IMG_20191214_111527.jpg
今回はここをクリアにして光量を取り戻していきます。
尚、このレンズを直接触るにはヘッドライトのカラ割りが必要ですが、今回はカラ割りしない方法でチャレンジします。

用意したのは、
1.消毒用エタノール
IMG_20191214_190806.jpg
本当は無水エタノールが良かったのですが、近所のドラッグストアで手に入らなかったため、家にあった消毒用エタノールで代用しました。

これは、拭き跡を残さないためで、少しでも水分や界面活性剤入りのものを使うと、拭き跡が残る上、場所が場所だけに乾拭きもし難いため、エタノールを使います。

ちなみに車のフロントガラスの内側を、拭き跡を残さず拭けるので是非無水エタノールを1本常備するのをおススメします。
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健栄製薬 無水エタノール 500ML
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2.マイクロファイバータオル
ティッシュなどを使うと、紙くずが残るなど、これまた後始末が面倒なので、マイクロファイバータオルを使います。
100均のもので十分です。

3.針金とマスキングテープ
針金の先端を円状に曲げて、マイクロファイバータオルの小さく切った切れ端を巻き付けてマスキングテープで巻きます。

針金本体もヘッドライト内部にキズを付けないためにマスキングテープで保護します。

被覆のある針金(クリーニングでもらえるハンガーとか)や、シリコンホースに針金を通して使うなどしても良いと思います。
IMG_20191214_185908.jpg
では作業に入ります。
※念のためバッテリーのマイナス端子は外しておきましょう。







ボンネットを開けただけではヘッドライトにアクセスできないコペンの場合は、まずバンパーを外します。そして、ヘッドライトユニットを外します。
IMG_20191214_111006.jpg

ヘッドライトを裏から見るとこんな感じ。
IMG_20191214_190200.jpg
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バーナーを外して中をのぞくと、奥のレンズ部分が白く曇っているのがわかります。
IMG_20191214_190301.jpg

これを先ほどのエタノールを浸み込ませたマイクロファイバーを巻き付けた針金で、表からも裏からも拭いていきます。
※表側は無理に拭かなくてもOKです。
あまりやる意味ないかも。

表側を拭くときは、針金を少し入れては曲げ、少し入れては曲げを繰り返して角度を上手く調整してみて下さい。
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作業途中、裏から拭いて真ん中辺りだけ曇りが取れてる写真を見ると、曇りとクリアな部分の境目があるのがわかります。
というか、こんなに曇ってたんですね(;^ω^)
20191215171013675.jpg

そして元に戻して、いよいよ点灯させてみるとプロジェクターのレンズが、お手入れ前と全く違ってクリアになっているのがわかります。
実際に夜道を運転してみても、明るさが全然違います。
人間の慣れと言うのは怖いものです。。。
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コツとしては、何せ作業がやり辛いので、あまり隅々まで拭き取ろうと欲張らないことと、エタノールをあまり付け過ぎないことです。

私のように消毒用エタノールを使う方もそうですが、それがレンズを拭くのに適しているかどうかや、エタノールを付ける量の加減を試す意味で、一度窓ガラスやスマホの画面などを試し拭きして見ると良いと思います。
拭いてる先からどんどん乾いていくくらいの適量を掴みましょう。

いかがでしたでしょうか?
お金を掛けずこれで夜道も車検も安心です(^^)/







#L880K
#車検に落ちた
#ヘッドライトの黄ばみ
#ライト交換
posted by コペやま at 19:55| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月01日

【分解厳禁!】純正ビルシュタイン セミオーバーホール(フロント編)

最近になって走っていると段差や道路の微かな凸凹で運転席側の足回りから「コツコツ」「コンコン」音がするようになりました。

ここ一年で足回りはアッパーマウント、スタビブッシュ、タイロッドエンドブーツ、ドライブシャフトを交換した我が880コペンで音が発生するとなるとサスペンション本体が怪しい。

いわゆる「底付き」し始めたとにらんで、分解可能な構造である880コペン純正ビルシュタインのセミOHを実施してみようと思い立ちチャレンジしてみました。

尚、ここでいうセミオーバーホールとは、バンプラバーの交換と内部洗浄、グリスアップです。

※※※※
純正ビルシュタインを分解したという情報がネットで全く出てこなかったので今回は自分が人柱となりやってみましたが、専用設備・専用工具、スペアパーツの無い(パーツが出ない)状況での作業となり、完全に元通りにはできておらず作業を詳細には書いていませんので予めご了承ください。
絶対に真似しないでください。
安心して乗るべくエナペタルさんやラックさんへ依頼してください。
※※※※







<シェルとダンパーの分離>
まずダウンサス交換やアッパーマウント交換の要領でストラットをバラします。

今回はさらにここからダンパー本体と黄色のシェルケースとを分解します。
まずストラットの底面のナットを緩めます。
その後六角でロッドを時計回りに回して緩めて抜き取ります。
底面側から見ているので通常と逆に回して緩めます。

IMG_20230701_142346.jpg

※バンプラバーを交換するつもりがない場合、ここから先の作業は止めてこのネジ穴から古いグリスを抜いて再充填するだけでも良い感触が得られるかも。

これでシェルからダンパー本体を抜き取ることができますが、中から圧縮で生じた水分で乳化したグリスが100tくらい出てきますので受け皿を用意しておいてください。
私はうっかり地面にぶちまけてしまいました(;^ω^)
IMG_20230701_140421.jpg
皿で少しだけ受けたヘドロの様なグリス。

分解するとこんな感じ。
IMG_7037.JPG
シェルの穴入口にあるパッキンはカチカチでシェル側に張り付いていてきれいに取り外しできませんでしたので再使用はできませんでした。
※ダンパーを再入する時にこのパッキンが邪魔で入れられなかったので外しましたが、外すことはマストではありません。

バネ性のあるリングが入っていましたがこれも元に戻せませんでした。







<内部の状態>
内部は古いグリスでドロドロ。
IMG_7035.JPG
そしてバンプラバーは形は保っているものの、手の上で力を加えるとボロボロと崩れていきます。
IMG_7032.JPG







<洗浄・組み立て>
内部グリスをきれいに拭き取り、代わりのバンプラバー(汎用品)、ワッシャーなどを組み合わせました。
バンプラバーは硬度90、内径14、高さ×径=27×27の物を1個と半分使用してみました。
(写真は1個の状態)
IMG_7040.JPG
バンプラバーの径は35〜37くらいのものがあると良かったですが、今回用意した汎用の物は径が小さくダンパーに当たる部分に応力が集中して掛かりそうでしたので、別途ワッシャーを用意して組み合わせました。
→※後日35mmへ変更しました。

シェル内部にはウレアグリスをたっぷりと塗り、再度ダンバーと合体させました。
※グリスは何を使うのが正解か不明です。本来は量も指定があるはずですが不明ですので手探りです。







<試走・考察>
まず「カンカン」「コンコン」という不快な底付き・異音は無くなると共に、乗り心地がめちゃくちゃ良くなりました!

バンプラバーも硬度90は硬すぎるのでは無いか?と思いましたが全くそんなことは無く、段差を乗り越えた時の突き上げも無く、しっかり衝撃吸収されており乗り心地は良好です。

もしかして「バンプタッチをしていない?」という気持ちにもなりますが、硬度は高いが径が小さいのが幸いしている可能性もあるので、今後硬度95の外径が35oのものも試してみたいと思います。

→後日交換しました(下段に追記)。

いずれにしても今まで色んなメンテをしてきましたがこれまでで最も劇的変化を体感できたメンテでした。


今回の異音、セミオーバーホールから推測すると、
@純正ビルシュタインは元々1Gでほぼバンプタッチしている。

A縮み側はバンブラバーの弾力+ダンパー内部の構造(オイル or ガス or ゴムブッシュ?よく分からない...)で乗り心地確保してる?
※手でダンパーをこれ以上縮まない所まで押し込んだ先に更にダンパー内部にオイル、ガス、ゴムブッシュ等で弾力が若干あって、それで底付き=即ダンパー破壊にならないようになっていると想像します。

Bバンプラバー&サス(バネ)の劣化でダンパー内部の構造のみで支える様になると底付きを起こし異音が出始める。なのでコンコン音が出始めたらかなり危ない領域までヘタっている?


こんなところではないかと推測しています。

とりあえず運転席側のみ施工し良い結果は得られました。
施工後300qほど走ってみましたが今のところ特に問題は起きていません。
しかし耐久性と前述の推測が的外れの可能性もあるため、今後の経過はまたここで報告させて頂きたいと思います。

※2023/7/9追記
500kmくらい走った所で再分解しました。
パッキンはあまり意味がなく、ダンパーの動きを阻害していたので取り外しました。

バンプラバーは硬度95 穴径18 高さ×径=35×35の物に替えました。
但し高さは5mmほどカットして約30mmとしました。

再試走の結果は乗り心地は少し硬くなり、バンプラバーの丸い当たり音がかすかにする様な気がします。

乗り心地については硬度というよりバンプラバーのサイズに依る所が大きいと思います。

感覚的には27*27の方が乗り心地とコーナーでの踏ん張りに期待出来るので、戻すかも知れませんがまず1週間はこのまま35mmの物で行こうと思います。

※2023年7月13日追記
硬度95 35*35はやはり乗り心地が硬過ぎると感じます。
バンプラバーの硬度やサイズでどれ位違いがあるのかピストン戻しで挟んで潰してみましたところ、35mmの物はほぼ変形しませんが、27mmのものは潰れて変形します。
この差が乗り心地に大きな影響が出ているようです。

→2023/7/15 27*27 1個に戻しました。
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※2023/11/10追記
かれこれ5000kmほど走りましたが相変わらず良好です。

※※※※
最後にもう一度書きますが、完全には元通りにならいので真似しないで下さい。
※※※※


※関係ないですが翌日シェルを塗装しました。
カインズの228円アクリルスプレーが色が近くて助かりました(^^)
(アクリル系で塗って良いのか不明ですが(;^ω^)

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posted by コペやま at 14:12| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年06月10日

100均&日用品を使ってキャリパーオーバーホール

我がコペンは現在走行217000qですが、少なくとも自分でキャリパーのオーバーホールをした記憶がありません。

車検においてもこちらからオーダーした事もないので、ブレーキフルード交換程度でシールキットの交換は過去にしていないと推測します。

という訳で今回はキャリパーのオーバーホールを行いますが、テーマとしてはいつものように、お金を掛けずできるだけ身の回りにあるもので代用して行います。

※作業手順などは載せていませんのでご了承ください。







<用意したもの(専用品)>
1.キャリパーシールキット
  まずはこれが無いと始まりません。


2.ブレーキキャリパーピストン
  せっかくバラすのでこちらも交換。


3.エア抜きシリンジ
  一人作業なので注射器タイプで。
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4.銅ワッシャ
ブレーキホースを外すので銅ワッシャも用意しましょう。
今回はアストロプロダクツで近いサイズを用意。
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<用意したもの(100均&日用品>
1.100均ばねクランプ
ブレーキホースからのフルード漏れを防ぐためにこちらを用意。
挟む部分には薄いゴム板などを当てて挟みます。
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2.耳かき、糸ようじ
キャリパーオーバーホールの動画などを見ていると角の丸いマイナスドライバーの様なものでシールを外したり入れたりしているのを見かけますが、耳かきが使い勝手が良いです。
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糸ようじはシールを外した溝を掃除するのに使用します。
ペットボトルは、シリンジで抜いたオイルを排出する際に使います。







<現状確認>
まずリザーバタンク内のフルードですがかなり茶色くなってしまっています。。。
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キャリパー内部から出てきたフルードも黒く濁っています。
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外したピストンは汚れはあるものの、磨いてみるとまだまだ使える状態でした。
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シール類についても破れも無く、弾力もそこそこ残っていました。
一度は交換してるのか??
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※ワンポイント
DIYで作業する方の殆どがエアが用意出来ないと思いますのでホースを外す前にブレーキペダルを踏んでピストンをギリギリまで押し出しておきましょう。
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<交換を終えて>
正直拍子抜けするほど元の状態が悪くなかったため、気分的なもの以外はタッチが凄く良くなったとか、効きが良くなったなどの違いは感じませんでした。

皆さんの作業のご参考になればと思います。







posted by コペやま at 14:11| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月30日

ボンネット裏のスポンジ交換を代用品で

880コペンのボンネットの裏には謎のスポンジが貼ってあります。

普段気にしていないこのスポンジですが一見なんとも無さそうでも触ってみるとボロボロと崩れ去っていきます。

最終年式からもほぼ10年程度経過している880コペンなので無理もありませんが、今回はこのスポンジの交換を行っていきます。

勿論このブログのモットーである「節約」の観点から安価で身の回りにある使えそうな代用品を探していきます。







<純正日の部品名>
このスポンジの正式名称は「クーラーパッキンNo1」と言います。



クーラーパッキンという名前からしてクーラーの効きに関係しそうなこのパッキン。

理屈としてはエンジン内の熱がラジエター側に行くのを遮っているものと思いますので、特に停車時・低速時のクーラーの効きに影響しそうです。






<身の回りのもので代用?>
まずまっ先に浮かぶのが100均の「すき間テープ」でしょう。
材質は発砲ポリエチレンで耐熱温度は80℃程度と思いますので必要十分ではありますが、できればもう少し耐熱性が高いものが欲しいところです。

では他に何かないかと探したところこんなものがありました。
そう「自転車のタイヤチューブ(肉厚)」です。
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実はとある方からホームセンターで売っているD型のクッションゴムを使っていると聞いており、そのイメージがあったので「もしかして使える?」と思っていました。

耐熱性もブチルゴムなので130〜150℃はあるはずです。

※我が家にあったのはパンクしにくい肉厚のチューブでしたが、通常のタイヤチューブを使う場合は二重にするとかチューブの中にスポンジを入れるとかの工夫が必要かも知れません。

<取り外しと加工>
まずボロボロになったパッキンの取り外しです。
触る先からどんどんボロボロと崩れていきますので、エンジンルームに落ちない様にレジャーシートなどで養生しておきます。
後はひたすら撤去と脱脂ですがシール剥がしは塗装面にあまりよろしくない為、ひたすらヘラや爪で剥がしていきます。
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<タイヤチューブの加工>
加工と言っても長さを合わせてカットし脱脂するだけ。
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タイやチューブの脱脂はパーツクリーナーより石鹸で洗うのがおススメです。
脱脂が終わったら両面テープで貼り付けて完了です。
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<効果は?>
季節的(今は4月末)にクーラーの効きが良くなったかどうかは不明ですが、ネットで見ると効果ありというものを見かけます。

予想外だったのはパッキンがしっかりしてボンネットの遊びが減ったのか、走行中に段差を越える時などの静音性が上がりました。

今回手持ちの素材で代用できたため掛かった費用はゼロ円です!






posted by コペやま at 17:58| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月26日

メリットだらけ!5分で出来る880コペンの燃費アップ&出だしが軽〜くなるワザ!

880コペンは4気筒の為かトルクの立ち上がりが苦しく出だしが重たいです。

特にAT車はトルクの伝達にどうしてもロスが生じてしまうのでMT車よりさらに顕著です。

コペンのチューニングはこの低速トルクの細さを如何にアップさせるかとの戦いの様なところがあるのですが、代表的な対策は吸入効率の改善(社外エアクリ、純正エアクリボックス加工)やアーシング。

更にはECU交換(Dスポ製や純正ECUのROM書換え)という手段を取られる方も多数います。

そんな中、今回ご紹介するのは非常に簡単で誰でもすぐに出来る対策です。

そして勿論、お金を掛けずにできるものになります。

※その後調べたら既に先人達の開拓した技でした(^_^;)








〈何をするの?〉
の方法とは「インテークマニホールド(インマニ)の配管ホースの入れ替え」です。

理屈としては、純正の配管だと燃圧レギュレーターに正圧・負圧の両方が入って行きますが、それを正圧のみにして、ゼロスタート時の燃圧の立ち上がりを早くしようという魂胆です。
(違ってたらゴメンナサイ💦)

ターボラグのあるターボチャージャーに対して、ラグの無いスーパーチャージャーみたいなイメージと思って戴ければ。

原理を説明しても「なんのこっちゃ?」となるといけませんので、早速作業を写真で説明していきます。







作業は写真のインマニにつながっている赤色と黄色部分の2本のホースを入れ替えるのみです。

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赤色と黄色のホースを↑の状態から↓の様にします。

黄色のホースは抜いた後、赤色部のホースとして使います。
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赤色のホースは短いため、入れ替えの際は専用のホースを用意するかホームセンターでシリコンホースなどを購入してきましょう。
200円/mくらいで購入可能です。
耐熱も〜200℃と問題無しです。
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私は3×5mmの物を購入してきましたが、内径は良いですが外径が細いためホースバンドがゆるゆるでした。
抜け止め対策として、インマニ側の接続口をしっかり脱脂し、みっとも無いですがホースにはビニールテープを巻いて太くし、バンドが掛かるようにしました。

これだけ太さが違いました。
機能的には問題ないですが何とかしたいところですね。
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黄色のホースの接続先が写真では隠れてしまっていますが、下記の図の「インテークマニホールドへ」と書いてあるホースです。
このホースには熱の保護のためか、ホースの上から一回り太いホースが通してありますので、この太いホースは移植して再使用します。
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コレがホース入れ替え後
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<インプレ!>
ほんと簡単な作業なんですが、効果はしっかり体感できます!
私のコペンは純正エアクリボックスを穴あけ加工していますが、今回の施工でさらに出だしが軽くなりました。


また理論上アイドリングからアクセルを踏んだときのレスポンスがアップします。

反対にエンジンブレーキの効きは少し落ちるかも知れません。
(自分はATなのでほぼ体感は無いですが)

あと1速→2速の変速の繋がりがスムーズになった気がします。

そして想定外の事象としてアイドリングがすごく静かになりました。

「出だしが軽くなった」という感覚が非常に気持ちよく体感できますし、心配ならすぐに元に戻せます(←これ大事)のでおススメです(^^♪

※追記
施工後1000km程度走りましたが、2000〜4000回転辺りのトルクの盛り上がりが実感できて運転していて楽しいです。

燃費にも好影響が出ており14km/l台が常だったのが先日同条件下で16km/lを超えてきました\(^o^)/

※追記
施工後10,000km走行しましたが相変わらず絶好調です。

燃費は15km/lを切ることは無くなりましたし、出だしで慌てる事は無く何も意識しなくなりました\(^o^)/







posted by コペやま at 17:22| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月18日

スプリングシートの交換で車高を微調整

手軽に車高を下げるのにダウンサスを入れている方も多いと思います。

自分も前後にエスペリアのダウンサスを入れていますが、車体のねじれなのか運転席側のリアのみ車高が他の3輪より上がって見えます。

実際にリア左右の車高を測ってみた所、ホイールセンターからフェンダーアーチの距離で約5o、右の方が車高が高かったです。

こんな時、車高調を入れていればこんな悩みは無いのですが、、、

何か手は無いかと考えた所「5o程度ならスプリングシートの厚みを薄くすれば何とかなるのでは?」と思いつき、早速部品を手配して試してみることにしました。







<スプリングシート>
実際に見てみたところ、スプリングアッパー(上)とロア(下)で厚みは確かにロアの方が薄いです。
という訳でアッパーシートをロアシートと同じ物に交換してみます。

購入したのはこちら。
純正品番:48482-97201
品名:SEAT RR SPRING
ミラなどと共通部品のようです。




上側のシートは経年でボロボロ(スプリングも...)。
下も同様ですが、今回は上のみ交換してみます。
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届いたシートをスプリングのアッパー側に嵌めてみるとこんな感じで特に違和感はありません。
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スプリングを元に戻し、最後に1G締めして作業は完了です。
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<車高の変化量、乗り味は?>
交換した結果としては狙いよりは少ないですが車高は約3o下がりましたので車高を揃えたいという目的は達成できました。

走らせた感じも特に違和感無く、知らない内に交換されていたら全く気付かないというレベルです。

左右の上下シートすべてを交換したら乗り心地も良くなるかも知れませんね。

見た目としても3oの変化量なのでフェンダー隙間に指を入れてみて「少しキツくなったかな」程度で完全に自己満足ですが、心のモヤモヤが無くなりスッキリしました。

皆さんのご参考になれば幸いです。






posted by コペやま at 18:04| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月04日

コペンのオルタ&エアコンベルト張り調整(治具も作る)

コペンのエンジンルームから「キュルキュル」と音がし始めると冬を感じる...
そんな愛らしいコペンではありますが、エンジンが暖かく(熱く)なるまで中々消えてくれないこの音を何とかしたいと思い、今回はベルトの張り調整を行います。







<オルタネータ側>
まずはオルタネータとウォーターポンプを担うベルトの張り調整から。

まずこのベルトの張り調整と言えば専用工具が必要となりますが、そこは先人たちの知恵をお借りし治具を自作します。

用意したのは「丸カンボルト(税込み99円)」と呼ばれるこのボルトとワッシャを使って自作します。
長さが70しかなかったのでこれを購入しましたがちょっと長すぎました。
まるかん.jpg
よって金ノコを使って短くします。
オルタのスペースに入れようと思うと、全長を約85o以内にすることが必要でした。
金ノコ.jpg切断.jpg長さ.jpg







オルタネータを固定しているボルトを緩め、先ほど作った治具をオルタネータのベルト張り用の凹みにひっかけ締めこんでいけばベルトを張ることができます。
二柱リフトでもない限り、狭い車の下に潜っての両手作業になるので中々疲れる作業です。
オルタ.jpgオルタ (2).jpg

★ベルトたわみ量基準値
 新品時 3.8〜4.7mm
 再使用時 4.9〜5.4mm








<エアコン側>
エアコンプレッサーのボルトにアクセスするには、以下の2つを外す必要があります。
・フロントグリル
・エアクリーナボックス(象の鼻折り済みならラク)

※バンパーは外す必要ありません。

工具としては10oと12oコンビネーションレンチ、12oのメガネがあると良いです。

コンプレッサーの下側向かって右のボルトはバンパーの下から手を伸ばせばアクセス可能です。
バンパー下から.jpg
位置調整用の上2本の内、奥の10oボルトは問題ないのですが、手前側の12oボルトは配管が邪魔してメガネが入りません。
仕方なくここで12oのレンチを使用します。

全てが緩んだら、コンプレッサー本体を押すなり引っ張るなりして丁度良い張りのところで上側のボルトを締めこみます。
(私は奥の10oを締めて位置決めをしました)

★ベルトのたわみ量基準値
 新品時8〜11mm
 再使用時11〜14mm


以上で完了です。

今回「キュルキュル」音の発生源はエアコンのVベルトからでしたが、意外にもベルトの張り過ぎが原因でした。
たわみ量が約5mm程度しかなく、適正なたわみに緩めたら音が消えました。









posted by コペやま at 16:53| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月29日

コペンにスズキ純正キャンバーボルト流用で微ネガキャンに

前々からちょっとだけネガキャンにしたいと思っていましたが、ご存じのようにコペンはトー調整のみでキャンバー調整ができません。

それでも若干のストラット固定ボルトのガタ(と言ってもほぼゼロ)を利用して0.2〜0.3°という見た目ではほぼわからない程度のキャンバー調整は施していました。
その時の記事はこちら

しかし見た目でわかるくらいのネガキャンを付けたい!という欲求に駆られ、今回コペン定番のスズキ純正キャンバーボルトを使ったさりげないネガキャン仕様にチャレンジしました。







<使用したボルト>
今回使用したボルトはスズキ純正エブリィのキャンバーボルト(品番:49791-65H01)となります。
数年前調べたときは2本で1000円くらいでしたが、値上がりしていますね。
品番も以前は末尾が「00」しか出てきませんでしたが、今は「01」になっています。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

SUZUKI スズキ純正 49791-65H01 キャンバーボルト
価格:1056円(税込、送料別) (2023/1/29時点)



手順としては、
@ボルト入れ替え
Aトー調整
Bハンドルセンター調整(狂っていれば)

となります。







@ボルト交換
まずストラットの2本あるボルトの上側のボルトを抜き取り、下側は緩めます。
工具の入る邪魔になるのでABSのセンサーも外しておきます。
上ボルト抜き.jpg
交換するキャンバーボルトは若干短いですが、ネジ山も突き出しており問題無く使用できそうです。
ボルト飛び出し (2).jpg
キャンバーボルトを指の力のみで仮締めしてみた所の動画ですが、これだけのガタがあります。
このガタのおかげでネガティブ方向へキャンバーを付けることができます。
※注)音楽流れます

まず交換したボルトを本締めしますが、ネガ方向にストラットを押した状態で締めこみます。
次に下のボルトを締めこみます。

ちなみにここで次のトー調整のために、タイロッドのロックナットを緩めておきましょう。
※トー調整とロックナットを締めるのはジャッキアップしなくても可能ですので、ジャッキダウンしてホイールナットもここで本締めしてしまって構いません。







Aトー調整
トー調整はググっていただければ色んなやり方が出てきますので、皆さんの手持ちの材料に合わせて行ってください。
DINレールやアルミバーなどとブロック、釣り糸などを使って行うのが定番でしょうか。
超簡易的にやるなら左右タイヤの溝を目安に測る人もいるようです。
使う工具はタイロッドの調整には12mmのスパナです。

うちのコペンの場合は、ボルト交換前のトーは狂いなくプラスマイナス0oでした。
しかしボルト交換後に計測すると、タイヤ前方と後方で約10oの差(トーイン)ができていました。

その差を修正すべくトー調整を行っていくわけですが、作業時の注意点というか感覚的な話をすると、
タイロッドを回転させて動いた量以上にトー角は変化すると感じますので、いきなり1回転、2回転させるのではなく、1/3回転、1/2回転くらいで様子を見ながら行った方が良いです。








Bハンドルセンター調整
トー調整が終わってやれやれと思って走らせると、大抵の場合はハンドルセンターが狂っています。
私の場合は直進時、ハンドルが左に少し切れた状態になってしまいました。
つまりトー調整ができた状態(左右のタイヤが完全に平行な状態)でハンドルセンターだけがズレている状況です。

このまま走行してハンドルをセンターに戻した場合、タイヤは右に向き、車は右に流れていきますので、
・右のタイヤをトーインに
・左のタイヤをトーアウトに

同じ量だけ調整していきます。

ここでの調整はタイロッドを12mmのスパナを使って調整しますが、トーを細かく計測するのではなく、左右同じだけのタイロッドの回転角で合わせていきます。
例えば右のタイロッドをトーイン側へ1/2回転調整したら、左は1/2回転トーアウトに調整して、トーの平行を崩さない様にします。
トー調整のところでも書きましたが、タイロッドを少し回転させるだけでトーは思った以上に変わるので、少し回しては試走を繰り返してみてください。







<完成!>
そしてすべての作業を終えた結果の画像がこちらです。
交換前
調整前.jpg

交換後
調整後.jpg
写真ではわかりにくいかも知れませんが、肉眼で見るとはっきりわかるくらいにネガキャンになっています。
と言っても1°程度と思います。
※タイヤは純正BBS 165-50/R15のノーマルサイズです。

走ってみても、コーナーでの粘りが出て曲がりやすくなりました。

そして直進安定性が増し、乗り心地も良くなりましたが、反面ハンドリングは曲がり始めの応答性がダルな方向になりました。

これはトーゼロに調整したものの、キャンバーのせいで走行抵抗の影響で若干トーイン側にタイヤが押される為と思います。

じゃあハンドリングを軽くするために少しトーアウトに調整すれば良いかというと、そうすると今度はタイヤが内減りするようになると思われるので、兼ね合いを取るとこれ以上はイジらない方が無難と思いました。

※一週間後に再計測したらトータルトーで2mmトーインでしたのでトーゼロに再調整しました。
直進性も損なわれないままハンドルが軽くなりました。

対費用効果も満足感も高いので興味のある方は是非チャレンジしてみては。











posted by コペやま at 14:43| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月12日

880コペンのアクセルワイヤー交換

先日、走行中にアクセルペダルが踏み込めなくなり、時速20q以上出せないような状況になってしまいました。

緊急停止してボンネットの中を確認するとアクセルワイヤーがこんな状況に( ゚Д゚)
IMG20230107085651.jpg
いつアクセルワイヤーが切れてもおかしくない状況のため、早速部品を手配して交換作業を行う事にしました。
※ちなみに車齢17年目 走行距離21万キロ弱です。
 年に一回程度、ワイヤーの張り調整・注油はしていました。







<注文したのはこの部品>
品番:78180-7218
品名:ケーブルアクセラレーター
価格:2,208円(税込み、送料別途)
IMG_20230112_230801.jpg

<ダメになったワイヤを取り外し>
まずはエンジンルーム内のスロットルボディーからワイヤーを取り外します。
エンジンは停止の状態で、手でスロットル部分をアクセル全開の所まで回すとワイヤーがフリーになり、取り外せます。
IMG20230112205751.jpg







次に、エンジンルームの隔壁部にある黒い樹脂ストッパーを運転席内の足元からツメを押して外します。
このツメが結構固いので、ラジオペンチなどでツメを破壊する勢いで外してしまいましょう。
同じく運転席内足元のアクセルペダルに白い樹脂ストッパーが付いていますので、そちらもツメをつまんですぼめるようにして外します。
(エンジンルーム側からの画像)
IMG20230112210842.jpg
(運転席足元奥の画像)
IMG_20230112_230658.jpg

これでアクセルワイヤーが外れますので、あとは取り外しの逆の手順で組み付けるだけです。

新しいワイヤーを取り付ける前に、あらかじめ注油しておきました。
IMG20230112211346.jpg








アクセルワイヤーの張り調整としては、整備書にはアクセルペダルの遊びで1〜5mmと記載されています。
実際の調整はスロットルボディー側で行いますので、ワイヤーにテンションが掛かりっ放しにならない程度の遊びがあるように調整しておきました。
IMG_20230112_235523.jpg
その他の取り付けのコツとしては、黒い樹脂部分のツメを隔壁の穴へ押し付けてもパチンと嵌らない時は、あらかじめ爪部分を少し内側に折り曲げておきましょう。

<取り外したワイヤーの状態>
見えるところのほつれも酷かったですが、スリーブ内かスリーブとの境目あたりからほつれが始まっていたようで、あと少しで完全にワイヤーが切れて走行不能になるところでした(;^ω^)
IMG20230112215040.jpg
高い部品でもなく、作業難易度も比較的簡単な部類なので、10年10万キロを超えるような方は「転ばぬ先の杖」で予防交換してみては?






posted by コペやま at 23:49| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月03日

880コペンにフットランプ設置(ルームランプ連動)

いきなりですが880コペンの室内は暗いです。
その為、ルームランプをLED化したり、クリアレンズに付け替えたりするカスタムは定番化しています。

それでも、夜に足元に何か落としてしまった際は、ルームランプだけでそれを探すのは中々骨が折れます。

今回、ルームランプ用に購入して余っていたLED基板をフットランプとして使えるようにしました。







<用意したもの>
・LED基板(ネットで安価に手に入ります)
・平行コード(2.5mあれば安心)
・ハンダ小手
・ルーフキャッチを外すためのトルクス(T30)

20221203_151021.jpg20221203_151102.jpg







<作業内容>
まずは
@助手席のルーフキャッチ
A助手席バイザー
Bルームランプ
各々のネジを外します。
20221203_151728.jpg

次に配線を通すために助手席Aピラーとバイザー部分の内張りを引っ張ってめくり、配線を通します。
内張りは完全に外さなくてもOKです。
20221203_152047.jpg
内装を戻したときに配線を挟み込まない様に通しますが、ルーフキャッチの部分はマイクロスイッチ横の溝部分に線を通すと良いです。
20221203_133821_HDR~3.jpg
配線が通せたらまずルームランプ側の配線をハンダ付けします。
ルームランプ側のハンダ付け作業はかなりやり難いですが、濡れ雑巾などでシフト部分辺りを広めに養生して、ハンダが落ちた際に内装を傷めないように気を付けましょう。

配線の接続先は画像を参照ください。
20221205173545043.jpg







次に足元側のLEDの配線とハンダ付けします。
ハンダ前に極性確認で手で接触させて点灯させてみましょう。
※ハンダ付けや極性確認の際は、他の金属部分に触れてショートさせない様に注意してください。

また、ルームランプを取り付けている左のネジがボディアースを兼ねているので、点灯確認の前に再取り付けしておきましょう(ネジを取り付けてないとスイッチを「ON」や「DOOR」の位置にしていても点灯しません)。







設置場所としては運転席・助手席を均等に且つ出来るだけ広範囲に照らす事を目標に試行錯誤して、写真の場所に両面テープで設置しました。
足元の暖房風の影響も受けにくい場所です。

そして反射で光を拡散させるために対面にアルミテープを貼っています。(脱脂を忘れずに)。
20221204103004698.jpg
これでドア連動でON/OFFし、消灯の際はルームランプ同様にフワッと消灯してくれます。


夜はこんな感じ。
20221205185226509.jpg
助手席側も。
20221205185242390.jpg
特に難しい作業無く、フットランプの設置完了です!






posted by コペやま at 15:59| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月19日

コペン ブレーキローター交換 DIXCEL KD type

以前、ブレーキディスクからギシギシと異音がし始め、ローター研磨(動画参照)でしばらく過ごしていましたが、またギシギシと音が出始めました。


次回車検までまだ1年半はある為、一念発起して自分で交換することにしました。
※いつもの如く、くれぐれも自己責任でお願いします。







<交換用のローター>
今回はお財布にも優しい純正相当のこちらをチョイス。


早速到着。まるでピザのようですがずっしり重いです。
20221119_131443.jpg







<ローターの重量>
もしかして軽くなってないかと思い、新旧ローターの重量を測定しましたが、0.1sの軽量化...というか誤差範囲。
2022-11-19-17-13-42-026.jpg

<早速交換>
ローター自体の交換は何も難しい作業はありませんが、キャリパーサポートの写真矢印の17mmのボルトが固いことと、ローター自体がハブに固着していることが多いのでM8ボルトを用意しておくと良いです。
(キャリパーのボルトを使わないように!)

私のコペンの場合は、研磨時にその両方を一度外しているので難なく取り外しができました。
20221119_133134~2.jpg

<取り外したローター>
すっかりレコード盤状になっています。
ブレーキパッドの研磨もしておいた方がよさそうですね。
20221119_161023.jpg
新旧比較
20221119_140950~2.jpg







新しいローターの取り付け前にパーツクリーナーでの脱脂。
脱脂しておかないと、ローター表面に付いた防錆の油分がパッドに染み込んで、パッドがダメになってしまいます。
そしてワイヤーブラシでハブ部分のサビ落とし。

このサビ落としは実はかなり重要で、このサビ落としが甘いとディスクローターの振れが発生し、異音やブレーキタッチの違和感につながります。
20221119_161403.jpg

そして取り付け作業はすんなり完了
20221119_161635.jpg

<インプレ>
さすが純正相当だけあって、何の違和感もありません。
よく「アタリ」が付くまで効きが悪く、数百km〜1000kmくらい慣らしが必要という話を聞きますが、走り出しからまったく問題ありませんでした。


これでまた不安なくコペンライフを楽しめそうです(^^♪






posted by コペやま at 16:47| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月13日

880コペン エスペリア ダウンサスGT 実際のダウン量、インプレは?

880コペンと言えば純正車高の場合、ケツ上がりが気になるのが標準装備でうちのコペンもご多分に洩れず、運転席側が特にケツ上がりの状態でした。
こんな状態...
2022-11-13-17-28-11-024.jpg

それが気になってリアのみ早々にエスペリアのダウンサスGTを入れて車高を整えていたのですが、今年に入ってアッパーマウント交換を行ったところ、フロントの車高が5o程度上がったため、今度はケツ下がりとなってしまいました(;^ω^)







という訳で今回はフロントにもエスペリアダウンサスGTを装着することにしました。



<我がコペンの状態>
参考までにまずは現状を紹介。
・走行距離は20万キロ
・足回りの交換歴無しで純正ビルシュタイン
・約9か月前にフロントのアッパーマウントを新品に交換
・約6か月前にタイヤを新品に交換(4輪共)
・リアは6年ほど前にエスペリアダウンサスGTに交換
・タイヤサイズはノーマルの165/50R15


<サス交換>
交換に関してはアッパーマウントを交換した際の記事を参照ください。
その際にも書きましたが880コペンはスプリングコンプレッサーは不要です。
その時の記事はこちら
20221112_091605_HDR~2.jpg







<交換後の車高実測>
商品説明で7〜12oダウンと記載ありますが、実際にフロントで約7〜9mmのダウン量でした。
RF.jpgLF.jpg

リアを交換してから時間が経過しているのでうろ覚えですが、リアは12〜15o程度ダウンしたと思います。

尚、車高を計るときはホイールセンターからフェンダーアーチまでを計る方が正確です。
地面からの距離の場合、タイヤの空気圧・外径に左右されるため、あまりおススメしません。

と言いつつ気になる方もいらっしゃると思いますので参考値として計測した所、4輪共、地面からフェンダーアーチ頂点まででおよそ560〜565oでした。
4輪共、隙間に指を入れてみておよそ指2本でスカスカ。3本は入らないって位です。







交換後はこんな感じ。
車検対応だけあって、車高を下げる目的というよりは車高を揃えるのが目的と言った感じです。
20221112_115542_HDR.jpg

<インプレッション>
ロールは若干抑えられたかな?という印象です。
純正の2割増しって感じです。

次に乗り心地ですが、純正ビルシュタインとの相性が良いというのをネットで見かけますが、不等ピッチのおかげか段差を乗り越えたときの当たりは丸くなりますので、乗り心地が良くなったと感じる方もいると思いますが、それなりに硬くなり、乗り心地は悪化します。
バネレートはF4.4→5.0K、R1.9→2.4Kです。

ハンドリングは、クイックに曲がろうとするとロールが抑えられ、ゆっくり曲がるとノーマルバネに近いロール感覚になります。

気になる点はリアもそうですが、線間密着があるため、激しく曲がったり大きな段差を越えると少し音が出ます。
気になる方はサイレントラバーを入れると良いと思います。



これから880コペンでダウンサスを投入したいと思っている方の参考になればと思います。






posted by コペやま at 17:54| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月22日

コペン ライセンス球LED化(ルームランプ流用)

880コペンのナンバー灯は、構造上ライセンス球が斜めに刺さるため、単純にT10のLED球に交換しただけでは、ナンバー全体が照らせず、見た目も悪い上に車検を通すのも怪しくなります。

車検はナンバー全体がムラなく照らされている、白色である事(青っぽい白ではダメな場合あり)、20m離れた位置からナンバーが視認できることなどがあります。

私も一時、LED球にしていた時期もありましたが、偏った配光で車検も心配だったのでハロゲン球に戻していました。







そんな中、以前、家車のフリードのマップランプ用に購入した基板型のLED灯が余っていたのを思い出し、何とかこれを流用できないかと今回DIYしてみました。

※余談ですがなぜ余っていたかというと、マップランプとしては明るすぎて、車外から車内が見えすぎるのが恥ずかしかったためです(;^ω^)

余っていたと言えばもう一つ、以前アストロプロダクツで購入したLED基板に付属していたT10アダプタも手元にありましたので、今回はこちらを使用しました。
(切れてしまったT10のLED球がある人は、それを使ってもよいかと思います。)
start.jpg







まずマップランプ基板のコネクタ部を切断し、T10アダプタの端子部にはんだ付け。
cut.jpg
handa.jpg

そして振動対策として、グルーガンで配線を固定します。
今回はたったこれだけです。
mold.jpg







車に仮付けして点灯テスト。問題ありませんでした。
tentou.jpg

コペンのナンバー灯のケースにLED基板を収めます。
偏っているように見えますが、夜間に実際に点灯確認すると問題ありません。
in.jpg
in3.jpg

ケースに収めて、あらためて点灯。
tentou2.jpg

夜間はこんな感じ。
20221022180545882.jpg
市販のテープLEDなどでも同様のDIYが可能と思います。
また、初めからT10ソケットのアダプタが付いている商品も販売されていたりします。

注意点としてはコペンの場合、基板幅が15mm程度までしかナンバー灯のケースを通せませんので選定の際はサイズにご注意を。

皆さんもチャレンジしてみてはどうでしょうか。








posted by コペやま at 16:01| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月16日

コペン エンジンマウント、ミッションマウント交換

我がコペンも16年目を迎え、無事20万キロを超えることができました。

ノーマルに近い状態で、壊れたり劣化した部分を修理・交換しながらここまで来ておりますが、先般のアッパーマウント交換とスタビブッシュ交換でかなり乗り心地が改善されました。
その時の記事はこちら
そして次に気になり始めたのは、信号待ちなどでの振動と、ATシフトレバーのシフト操作時の引っかかり(重さ)です。
という訳で、今回はエンジンマウントとミッションマウントを交換しました。







【用意した部品と価格】
エンジンウント(AT用)
部品番号:12305-97213
価格:8,600円(税別 22年7月時点)
(※MT用は12305-97212)

ミッションマウント(MT/AT共通)
※「エンジンマウンティングインシュレーター」が恐らく正式名称。
部品番号:12373-97207
価格:7,400円(税別 22年7月時点)

エンジンマウントはMT用とAT用が別で存在するのに、ミッションマウントが共通というのも不思議な気が。。。さて、手順は先人たちの記事を参考にしていただくとして、コツのみを書きます。







【エンジンマウントの交換のコツ】
・インタークーラーの下側のボルトの着脱のためにフロントメンバーを外す事が必須です。
 (写真黄色部。写真はメンバーが外れた状態)
20220716_161623_HDR~2.jpg20220716_161631~2.jpg
・マウントのボルトナットが見えたら、まず5-56やラスペネなどを吹いておきましょう。

・工具は長さや形状など、組み合わせで色々変えられるものがあるのが望ましい。
 マウントを貫通しているボルトの頭が意外と薄く、なめ易いです。
 私はストレートのメガネが欲しくなりました。


・必ずエンジン下にジャッキを噛ましましょう(私はインマニ部で支えました)。

・新旧マウントのヘタリ具合の差で穴位置が変わるので、ジャッキで微調整できるようにしておきましょう(車載パンタジャッキで十分)。







【ミッションマウントの交換のコツ】
・ストラット(ショックアブソーバー)は外す前提で考えましょう。
 アッパーのナットだけ緩めて対応しようとしましたが、手持ち工具ではマウントのボルトにアクセスはできても、力を入れて回せませんでした。

20220716_205206.jpg

・こちらも工具は長さや形状など、組み合わせで色々変えられるものがあるのが望ましい。
 マウントを貫通しているボルトの頭が意外と薄く、なめ易いです。







【交換後の感想】
信号待ちでの振動は、思ったほど劇的には無くなりませんでした。
エンジンマウントが千切れるほど劣化してなかったためと思われます(ちょっとガッカリ)。
※2022年7月26日追記
 その後段々と馴染んで来たのか、アイドリング中の振動も減ってきたように感じます。
20220716_152637.jpg20220716_205038.jpg

ミッションマウントについては、ATとは言え、シフトレバーを動かしたときの感触が軽くなりました。
これは、エンジン-ミッションの位置関係が適正位置になったためと思われます。

ミッションマウント.jpg
意外だったのが走行中に感じた変化で、乗り心地は変わりませんが、体感的には路面から伝わる振動以外の余分な情報が無くなり、走りやすさを感じました。

如何でしたでしょうか?
MTの方は10万キロを超えていたら、まずミッションマウントだけでも交換してみることをおススメします・






posted by コペやま at 21:44| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月28日

コペン 純正レカロのアンコ抜きでポジション改善

我がコペンはアルティメットエディションの純正レカロが着いています。

レカロというとホールド感が良く、腰痛知らずというイメージですが、純正レカロは万人の体形に合うように造られており、スポーツ走行向きというよりはドレスアップの要素が強いです。
しかも座面が高く、身長180p以上の方は結構窮屈な思いもします。
ですのでホールド感に期待してアルティメットエディションを選んだ方はちょっとガッカリな感想を持つ方もチラホラ。







【腰痛になり易い?】
私の場合は、座面からもも裏が浮いてしまうことが原因で腰が痛くなってしまうという困った症状がありました。

対策として、もも裏にタオルを当ててごまかしておりいっその事、社外のバケットシートに交換してしまおうかとも思いましたが、先立つものが...

という訳で今回はシートのアンコ抜きにて対応しようと一念発起いたしました。







まずはシートを取り出します。
こういう時、オープンカーは作業性抜群で助かります。
20220528_083504.jpg
そしてシートから座面のみを取り外します。
緑色の〇印箇所の4点の12oナットと、シートベルトの配線の固定樹脂リベット、シートベルトの受け側、コネクタ関係を外します。
20220528_083723_HDR~2.jpg
20220528_084233_HDR.jpg
取り外した座面を裏返して、折り返すように留まっているシートカバーを外し、底面の板金を取り外します。
20220528_084753_2.jpg







今回のアンコ抜きは切除というよりは、アンコをくり抜く(むしり取る)様に排除します。
画像の破線で囲ったあたりをくり抜きます。
20220528_084952_3.jpg
何故かといいますと、完全に切除してしまうとシートを元に戻した後に、露出したクッション部が擦れて床面にボロボロと落ちてしまうであろうと予想したからです。
また、もしくり抜き過ぎたと感じた際に、アンコ詰めして調整もできるだろうと考えてのことです。
20220528_085647.jpg
くり抜くと書きましたが、実際の作業は「むしり取る」といった感じです(^^;)
20220528_090950_HDR.jpg
くり抜いたところを手で押してみるとベコッと凹みます。
この凹みが、座面に座った時にお尻が沈み込みになります。
20220528_091029.jpg
ここで一度シートレールに仮組して、車両に仮置きしてくり抜き具合を確認します。

また、座面取り外し時に構造をみたら、前側を留めているボルトにスペーサーを噛ませば、シートを前上がり(ケツ下がり)にできることにも気が付いたので、余っていた平ナット2枚(計6〜8o位)を噛ませました。
20220528_092130.jpg







【くり抜いた感想は?】
今回座面で約2p下がり、平ナットでシート前方を6〜8o上げましたが、まずもも裏の座面への密着については狙い通りバッチリ解決しました。

また、お尻部分の沈み込みが増したことで、社外バケットシートほどではありませんが少しは腰骨が固定されて左右の体の振れを支えてくれる為、コーナリングがちょっと楽しくなりました(^^)


1時間もあれば全行程完了できるお手軽DIYにも関わらず、体感できる効果は抜群ですのでおススメです♪
posted by コペやま at 11:44| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月20日

オープンカー乗り必須!プロトーン ツイーター「VSP-03T」装着

昨年スピーカーの寿命でコスパの良いオートバックスのPBブランド「プロトーン」のスピーカーを投入した我がコペン。
(その際の記事はこちらから
その後、特に音に不満は無く過ごしておりましたが、先日オートバックスへ寄った際に面白いものを見つけました。

それはプロトーンブランドのツイーター「VSP-03T」という商品。
00484924_1.jpeg
価格はセールで1760円と格安(ネットで見ると980円で購入されている方もちらほら)。
これはダメ元で付けてみても後悔の無い価格だし、少なくとも今より悪くなることはないだろうと即買い。
という訳でコペン(L880)への取り付けから試聴の感想まで書いていきます。







まず買ってきたまんまの箱の状態。
取説は箱の裏に書いてあることくらい。
20220320_135618.jpg
必要なものは一通り入っており、
・平置き
・斜め置き
・Aピラーやドアへの埋め込み
などの取り付け方法に対応しているという親切さ。
私はドア埋め込みでチャレンジしてみました。







【ドア内張への穴あけ】
まずはドア内張への穴開けです。
正直言ってこの穴あけ、穴位置の決定がこのスピーカー取り付けの最大の見せ場です。

梱包を開けて、中仕切りの段ボールの〇穴を型紙として、鉛筆で45〜46mmの〇を書き、それに沿って電動ドリルで穴開けをしていきます。

位置はスピーカーの厚みを逃げられる場所を探して決めるしかありませんが、写真の場所はスピーカーの厚みには少し窮屈でした(でももうやり直しが利かない、、、)。
20220320_135728.jpg
ちなみに、ホールソーなどでキレイに穴あけできる人もいるかも知れませんが、穴端面が多少ガタガタの方が最後にスピーカーを固定する際に食い付きがが良くシッカリ固定できる印象です。
ちなみに私は取り付けに付属の円形のギザギザの金具は使用していません。







ドリルで穴を開けたら、穴と穴のつながっている部分をニッパー、ラジオペンチなどを使ってくり抜いていきます。
20220320_091405_HDR.jpg
無事貫通したら棒やすりなどを使ってスピーカーの固定アタッチメントがキツ目にハマるくらいまで整えます。
これで内張の穴あけは完了です。
20220320_094848.jpg







【スピーカー自体への加工】
次にスピーカー側への細工です。
コペンはドアの内張の裏側の隙間があまり無いため、どの位置で穴あけしても大なり小なりスピーカー裏側の干渉は避けられないと思います。

私の場合はスピーカーのケース自体取り付けできませんでしたので裏は裸の状態で付けました。

このスピーカーの場合、裏のケース有無に関わらず、イマイチスピーカー自体が固定できないので、裏からグルーガンを使ってスピーカーとアタッチメントを固定してしまいます。
グルーガンが無い方はスポンジなどの詰め物をしても良いと思います。
20220320_103306.jpg
但し、この方法を取るとドア内張を半固定した状態で窮屈な姿勢での取り付けを余儀なくされますので、配線長は少し余長を見てください。
(それでも付属の配線の半分くらいの長さにカットしてしまいますが)

一通り加工が終わりましたら説明書通りに配線して、音が鳴ることを確認できたら、内張りをネジ固定して完了です。
20220320_121458_HDR.jpg







【いざ試聴!】
正直「劇的に変わった!」という印象まではありませんが、明らかに定位が足元から顔の位置あたりに変わって音が聴き取り易くなりました。

取り付けの際にツイーターを耳にくっつけてどんな音が出ているのか確認した時には、蚊の鳴くような高音というか、大音量のヘッドホンから漏れ聴こえるシャカシャカ音みたいな音しか聴こえず「こんなんでほんとに効果あるの?」と半信半疑でしたが、しっかり変化・効果は体感できます。

これはライブ盤などを聴くとより顕著な違いとなった現れ、音の広がりを体感できます。

【オープン時は?】
これはかなり違います!
これまではオープンにした際はサイドウインドウを上げてないと聴き取りにくかった音楽が、サイドウインドウを下げていてもハッキリと聴き取れるようになりました!

費用対効果としては満足度が高いと思いますので皆さんも是非チャレンジしてみてください。







posted by コペやま at 13:54| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月13日

コペンのフロントキャンバー調整

先日スタッドレスから新品の夏タイヤに交換した我コペン。
夏タイヤにしたせいもあるけと、なんだかハンドルがやたら重い、、、
パワステホースの劣化が原因かとも思ったけど、交換前のタイヤを見ると右前のタイヤだけ少し外減りしてました。
外減り.jpg
見た目も少しネガ気味な左に対し、右はほぼキャンバー角が0度で直立な感じです。
キャンバー.jpg
しかし、コペンに限らず軽自動車はトー調整のみでキャンバー調整ができない車がほとんどです。







ネットを調べてみると偏芯のキャンバーボルトや、スズキ純正のキャンバーボルトの流用などのパーツが1000〜1500円位で販売されておりますが、見た目重視や、幅広タイヤを履いてサーキット走行するために3度も4度もキャンバーを付けたい訳ではありません。



で、全く純正のまま、取付方のみで少しネガ方向に振れないかと試してみた結果、ほんの少しネガキャンにできたので、その取り付け方、手順について紹介させていただこうとおもいます。







まずアッパーマウントの12mmナット2箇所、ストラットの2箇所の17mmナットを緩めます。
この17mmナットは上側は軽く締めた状態、下側は完全に緩めます。

そして足回りにジャッキをあてて、1Gが掛かった状態にします。
この1Gをかけた際にストラットの17mm下側をできるだけ外側に引っ張っておきます。
但しストラット側が長穴になっているわけではないのでほぼ手応えはありません。
ストラット.jpg
そして17mm上側→17mm下側→アッパー12mmのエンジン側(車体内側)順で本締めします。
最後に車体を完全に着地させて、最後のアッパー12mmの車体外側(フェンダーに隠れるボルト)を本締めします。
12mm.jpg

私の場合、これでほんの少しネガキャンになったと分かる程度には変わりました。
恐らく角度で言うと0.2〜0.3度程度と思います。

ただ試走すると、はっきりとハンドリングが変わった事がわかりました。
明らかにハンドルが軽くなりました。


それと引き換えに直進時のハンドルの座りは少し落ち着きが無くなりましたが、以前の重い状態との比較なので多分これが普通位なのだと思います。

皆さんのご参考にしていただければ幸いです。

※後日スズキ純正キャンバーボルト入れました(詳細の記事はこちらからどうぞ








posted by コペやま at 12:36| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月22日

インパクトもスプリングコンプレッサーも不要!880コペン アッパーマウント交換

最近19万キロ超えの我がコペンの足回りからコトコト音がするようになりました。
特に低速で運転席側フロントから音が出ています。

コトコト音が気になりだしたのは、ハブベアリングやスタビブッシュ、タイロッドエンドブーツを交換し、色んな雑音が抑えられてきたためで、恐らく以前から鳴っていたものと思われます。

色々と調べると、どうやらアッパーマウントのゴム部分・ベアリングのへたりが原因の可能性が高いようです。
早速ディーラーで部品注文し、DIY交換チャレンジです!
※いつものように自己責任でお願いします!

尚、今回の記事は、フロントの足回り(ストラット)を分解するにあたってのコツや、手持ち工具が乏しい場合の分解方法などを中心に、必要最小限の情報を記載しています。
分解手順などの詳細は先人たちの別記事を参考にしてください。








<用意するもの>
足回りのDIYと言うと、インパクトレンチやスプリングコンプレッサーが必要ですが、880コペンの場合はどちらも使わずストラットの分解が可能です。
【部品:アッパーマウント】
右(運転席側)48603-97202 @6,930円(税込)
左(助手席側)48609-97205 @6,930円(税込)

IMG_-q1wkoa.jpg
【インパクトレンチの代替工具】
・6oの六角レンチ
・両口ラチェットレンチ(17×21)
両口ラチェットは中古工具屋さんで500円くらいで入手可能です。
写真のものだとソケット部の深さがギリなので、もっと深い物の方がベターです。>
20220122_191111.jpg
もしくは継ぎ足しソケットという物もあります。
ホームセンターで600円位でした。

20221114_150129~2.jpg
・浸透潤滑剤(5-56、ラスペネなど)
私は写真の商品を使っていますが、ラスペネほど高価でなく、5-56より速く浸透してくれます。
5-56で数時間かかるものが、ラスペネなら30秒。
私が使っているものは数分で浸透という感じで、作業段取りをしている間に浸透させられるのでこれで十分です。
潤滑剤.jpg







<アッパーを緩める>
まずアッパーの中心の17mmナットを緩めます。
緩めるときは両面ラチェット+六角レンチでなくとも、17oのディープソケットのみでも緩めることは可能です。
20220115_134950_HDR.jpg

12o×2個のうち、フェンダーに隠れた側を緩めるには、フェンダー2か所の10oボルトを外して、フェンダーを少しめくって浮かしながらメガネレンチをナット頭にかければ回せます。
20220122_193145~2.jpg

しかし、私がそうだったのですがナットの角度が悪く、メガネで回せない場合があります。

その時はドアを開けると見えるフェンダーを止めているボルトと、下の写真のワイパー部のカバー(カウルトップ)を外したところにある10oボルトを外すと、フェンダーを大きくずらせて、ボルトがソケットで回せるようになります。
但し、カウルトップを外す際に、これを留めているツメを割ってしまう確率が高いので、そのことを覚悟のうえで作業してください。寒い季節は止めた方がよいかも。
※先人達の知恵では、助手席側からカバーを外していくのが良いとのことです。
20220122_201101.jpg







アッパー側が緩んだら、ジャッキアップをしてタイヤを外して4か所のボルトを外していきます。
ここの17oのボルトは非常に固く締まっていますので、やはり浸透潤滑剤が欲しくなります。
※エンドブーツなどのゴム部品に垂れてかからないように注意ください。
サイズ.jpg
すべてのボルト・ナットが外せたら、アッパー側の12mmナットを外して、ストラットを引き抜きます。

<ストラットの分解と組付け>>
ここまで来るとあとは簡単で、アッパーの頭の17oのナットを外します。
車体に取り付いた状態である程度緩めてあるので、両面ラチェット、六角レンチの組み合わせ不要で外せるかも知れません。

ちなみにコペンのサスペンション(バネ)は、ジャッキアップした時点で遊ぶかどうか程度のバネ長のため、スプリングコンプレッサーを使わず外して大丈夫です。
実際にアッパーマウントを外しても、一切バネの反力で跳ねることなく外れました。








外したアッパーマウントは、ベアリングがゴリゴリした感触でもはやベアリングとしての機能はありませんでした。
古いアッパー.jpg

ダンパーもまだなんとか生きてますね。


そして分解したストラットについた汚れを落とし、新しいアッパーマウントを取り付けます。
スプリングの端部をアッパーシートやロア側の止め位置とズレが無い様に取り付けて、アッパー上部の17mmナットを両面ラチェットと六角レンチを使って仮締めします。
20220122_192651~2.jpg

後は分解と逆手順で組み付けるのみです。
パンタジャッキなどを使って1G締めしましょう。

車体への取り付けの向きだけご注意を。
アッパーマウントの頭のネジがペイントされている方が写真のようになる様に取り付けて下さい。
(運転席側はネジ頭の青ペイントがフェンダーの中に隠れています)

20220124234234806.jpg







<1G締めするのにジャッキが一つしかない、ウマを持っていないなどの方>
これこそ自己責任でお願いする内容になりますが、外したタイヤに古いバスマットや木っ端などを噛まして、車体の下に入れてジャッキダウンするという手もあります。
 要はタイヤの上に胴体着陸させてしまってジャッキを抜いてしまうのですが、タイヤやホイールにナットや車体のエッジが食い込んでキズ付けないように注意してください。

<交換後のインプレッション>
まず事の発端のコトコト音は消えました。

そしてベアリングのおかげか、ハンドルが少し軽くなりました。

乗り心地については、スタビブッシュを交換した際も少し乗り心地は良くなりましたが、アッパーマウントの交換でさらに乗り心地はアップしました。
直進ではハンドルが落ち着いてドッシリ感が出たように感じます。


交換前後の車高を測り忘れてしまったのですが、見た目ではほぼ変わらないか、アッパーマウントのゴム部分のヘタりが直ったことで数ミリは車高が上がったはずです。


如何でしたでしょうか?
やっぱりコペンは楽しい車です♪






posted by コペやま at 21:10| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月11日

コペンをドアストライカーもどきで車体剛性アップ!

コペンはオープンカー故、経年でボディ剛性が弱ってくるのは宿命と言えます。

このボディ剛性の低さは、コペンの抱える諸問題(乗り心地、ガタピシ音、振動等)の原因の一つとなっており、逆に言うとボディ剛性を上げることで一気に解決する場合もあります。

そのための補強パーツはゴマンと発売されており、メジャーなものではタワーバー、ロールゲージ、オーバーヘッドクロスバー他など。
ノーマルグレードであれば、アルティメットエディション純正のパフォーマンスブレースを着けるという手もあります。

ただ、すでに15年19万キロ走行している我がコペンに、社外品の強固な補強パーツを入れるのは、補強のイタチごっこになる気がして、少し気が引けます。

で、何かないかと調べていましたら、手軽に車体剛性を上げられそうなパーツがありました!
その名も「ドアストライカー(ドアスタビライザー)」

ネットで2000円くらいで購入できるこのパーツ。
効果もそこそこ体感できるようなのですが、見た感じ。。。。「自分でも作れるんじゃない?」という事で、いつも通りDIYにトライです!







<材料・道具>
用意したのは、
・10mm厚のゴム板(ホームセンターで300円くらい)
 私のコペンの場合は10mmくらいの隙間が丁度良かったっぽいのでこれにしました。
・100均マグネット
・セメダインスーパー](他の接着剤でも可)
・小刀(子供の学校道具から)
・装飾とドア開閉の滑りをよくする意味でカッティングシートなど
 私は家に残っていたカーボン柄を貼ってみました。

20211211_123313.jpg







<早速作成!>
まずゴム板は50o×25o角にカットします。
買ってきたゴム板1枚から8個取れますが、とりあえず各ドア1枚に対して2個ずつで、左右ドアで計4個作成することにします(半分は余りです)。
20211211_093551~3.jpg
続いてゴム板に小刀でマグネットを埋め込める位の穴を彫ります。
マグネットより大きめの穴でokで、マグネットがゴム板とツライチになるのが理想ですが、多少の凸凹は許容します。
kogatana.jpg
次に穴部分にセメダインを入れ、マグネットを入れます。
後は接着完了まで半日〜1日放置して完成です!
20211212015004955.jpg20211212015016809.jpg







<気になる効果は?>
走り始めてまずは「ガタピシ音が減った?」と感じる所から始まり、荒れた路面でもガタガタ・ブルブルが減り、「サスペンションがちゃんと仕事してるな」というのが感じ取れるようになってきました。

これまでボディがたわんでショックを吸収してたものが、その衝撃がよりサスペンション側で吸収するようになった為、ボディのキシミが減ったようです。

右左折の時にも若干応答性が良くなっており、ハンドリングが素直になったように感じます。
ロールが減り、リア側がステアリング操作に素直について来る感じです。








一番違いを体感出来たのは、上り坂を上りきってすぐにカーブしている様な、逆バンクで車体がねじれるような挙動を見せながら、接地感が薄れそうな場面で、そういった所でも危なげなく抜けられた時でした。

ひねり方向の剛性が増している感じがしますので、コンビニの段差に斜めに入るときなども、体感を得やすいです。

貼った位置はうちのコペンの場合はストライカーの上に2個としました。
20211211142902533.jpg
貼る位置の目安としては、ドアを閉めるのに少し抵抗が出るくらいの位置を探ってここにしました。
ドアを閉めるときの音で言うと「バイン」が「バスッ」って音になる位置(分かりにくい、、、)。

如何でしたでしょうか?
500円程度でできるこのDIY。

街乗りメインてあれば、是非補強の第一歩として試してみる価値は十分ありそうです^_^






posted by コペやま at 12:43| コペン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする