これまでノーマルを崩さない様に乗ってきましたがどうしても純正レカロのホールド感の無さからくる腰痛に耐えられずフルバケ投入する事にしました。
<選択したフルバケは?>
今回手に入れたのは
ナニワヤさんの「RS」です。
スーパーオートバックスでレカロRS-Gを試座した際の座り心地の良さ、乗り降りに余り邪魔にならないサイド部分の程よい高さに惹かれ、それに似た形状のRSをフリマでゲット。
※乗車時のサイド高さはこんな感じ
シートレールは建付けの良さからガタが無いことを第一にレカロ純正RS-G用にSP-G用アダプタが付いたものをオクで手に入れました。
座った感じは168p58sの私にはお尻と腰はほぼピッタリだがショルダーの位置が少し高い位置にあり。
ショルダー部から少し下がった絞られた位置にちょうど肩が来るため肩が少しキツい(対策は後述)。
ナニワヤさんの比較画像を見ると数値上はEZと同じくらいのショルダー幅なのにRSはあんなに肩部が張り出ているのはそれだけ肩部ががっちりホールドされるということです。
高さのことを思うと175cm60kgくらいの肩幅の狭いやせ型の人にピッタリのシートだと思いますがこの辺りも解決していきます。
↓※ナニワヤのHPより
<取付け(横方向)>
手に入れたシートレールに付いていたアダプタは880コペンにRS-Gを室内干渉しないようにするためにセンターコンソール側のアダプタがSP-G用の垂直(直角)のものが付いています。
(RS-G用は左右共にオフセット形状)
シートベルト用の延長ステーも付いていました。
このSP-G用アダプタでセンター側にシートを寄せないとドア側にシートが寄り過ぎて最悪ドアが閉まりません。
それでもドア側に約20oのスペーサーとセンター側に約10oのスペーサーを入れて取付けしハンドルセンターとシートセンターがほぼズレなく装着できました。
とは言え約10o程度センターがドア側にズレていますが、アクセルペダルの位置関係から私にとっては好都合でした。
ドアとの干渉もクッション部とのクリアランス1~2mm保って装着できました。
クッションを除けば2cm程度のクリアランス。
<取付け(縦方向)>
問題は縦方向です。
何せRSは高さが930oあり、レカロRS-Gよりも約25o程度高いです。
しかもレカロのシートレールではそもそもポジションが高く、RSの起き気味の背もたれ形状もあり天井に干渉して屋根が閉められません。
また目線が純正レカロシートより上がります。
中古シートを買った理由はこの対策にあたり、ためらいなくノコギリを使ってカットしていくためです。
高さ方向で約2p程度。
カットしてもシートカバーが形状を保つため、見た目にはカットされている事は分かりません。
およそこんな感じにカットしました。
取り付けの最終形からすると真上は切らなくても良かったかも。
続いてレカロのサイドアダプターには2つしか取付穴が無い為3つ目の穴を追加します。
前述したように背もたれが起き気味の為、前上がりに取付けるのに前側を1段目。後ろ側を3つ目の穴で固定します。
ですのでアダプターの穴は後ろ側のみに開けました。
これでシートを目一杯後ろに下げた時の室内の干渉も無く、ポジション・乗り降りの際のハンドルと身体の干渉などの全てをクリアできました。
<微調整(ショルダー幅)>
RSのショルダーは恐らく175p程度の人であればちょうど良い高さだと思いますが、私の様に170p以下の人には高過ぎでショルダーの少し下の絞られた部分がちょうど肩に当たり長時間乗っていると痛くなってきます。
最初、ショルダーも一部切断しようかとも思いましたがシートカバーのフィッティングに不安がある事やシートの剛性が落ちるのを懸念しなんとか切らずに済む対策が無いかと考えた結果、シートカバーをめくり背もたれ内部にダンボールを2枚程入れ身体を数ミリ前方に出すことによって肩部の圧迫が和らぎました。
タオルやTシャツを3つ折りくらいして入れても良いかも知れません。
<微調整(座面)>
最後にもう少し目線を下げたかったので座面クッションの中のスポンジを緩衝材などに使われる薄いスポンジシートに交換し約1p程度下げました。
※画像は純正クッション
これでほぼ自分好みの完璧なポジションになりました。
肩の高さがちょうど窓の下端と同じ高さくらいです。
皆さんの参考になれば幸いです。